まだ受け取ってる?
こんにちは。noutiです。
少しずつ、秋の訪れを感じるようになりました。暑かった夏も、終わってみればあっという間ですね。
2018年ももう完全に後半です。
ついこの間、あけましておめでとう!だったような気もします。1日、1日、大切に過ごしていきたいです。
受け取らない、受け取らない
アルコール依存症者は、日々どうしようもない無気力と向き合う中で、どうにもならない気持ちを大切な家族に対し、「暴言」で表すことがあります。
もちろん、私もたくさん受けてきました。ここに改めて書くのは憚られるほどの言葉です。今回はあえて書きません。
暴言が出てくるのは、様々なパターンがありますが、あえて分類すると次の2分類にできると思います。
1つ目が会話の中でててくるパターン。そして、2つ目が突然出てくるパターンです。
アルコール依存症者と言い合いになったり、責め合うような議論をすると、ほぼ間違いなく暴言が出てきます。
これが1つ目のパターンです。
このパターンの場合、お互いが感情的になって、今にも殴り合いでも始まりそうな感じです。この場合は、「またか・・・」と思うと共に、いつまでも繰り返す暴動に半ば呆れながらも、その場が過ぎるのを待ちます。
このあたりは、共存するなら、狙うのはギリギリの関係やその一言を飲めないことも病気ですのあたりのブログを読んでくださると嬉しいです。
そして、理不尽なのが、2つ目のパターンです。
一瞬「えっ?今何言った?」と聞き返したくなるようなタイミングで暴言が出てきます。
まるで喧嘩を売られているような感じです。今回はこの暴言について考えていきたいです。
これらは、何の前触れもなく起きる突然の暴言や豹変した態度です。
それまでの平安な気持ちが一瞬でぶち壊されるようなこの言葉に、つい敏感に反応してしまいます。
ここで、注意しなくちゃいけないのは、「私に言っていない」です。
明らかに相手に向けて、言っているように見えても、アルコール依存症者は、まず、自分にめちゃくちゃ怒っています!
怒りたくもないのに怒ってしまう自分に怒り、
つまらないことでイライラしてしまう自分に怒り、
家中、そして社会が全部、敵に見えてしまうような状況に怒り、
そして何よりも、飲みたくもないのに飲んでいる自分に怒っています。
めちゃくちゃ怒っているんです。
だから、この暴言はアルコール依存症者本人のものです。
なので、絶対に聞かないでください!絶対にです。
それらの暴言は全部「自分(本人)」に向けて発せられた言葉であり、家族用じゃありません。自分のことを言われているから、自分用に見えるけれど、実は違うんです。
もう、受け取らないでください。
そんなゴミみたいな暴言にいちいち聞き耳を立てないでください。
さらっと受け流すどころか、何かの「音」として認識するのみで、そこから先はどこにも入れないでください。
こういった暴言は、本人の心の怒りやイライラが、顕在化しただけです。八つ当たりも休み休みやれと言いたいくらいです。
だから、ぜったに受け取らないでください。
まだ受け取っていますか?すぐ捨ててください。
これから出てくるありとあらゆる暴言を、受け入れないで、「音」として認識するのみみです。
そんなのできっこないと思うかもしれませんが、これ、なぜかできるようになります。私はできるようになりました。アルコール依存症者への理解と練習によって、できるようになるんです。
もし、家族側がそれを自分に発せられた言葉と思った途端、その言葉が苦しみや悩み、痛みややるせなさ、切なさや辛さに変わって、感じてしまうことになります。
誰も不幸にはなりたくないです。
そして、何より、家族のそういう様子(凹んだ様子、ネガティブな様子、イライラの様子、ため息の様子)はアルコール依存症者にとって、「害」でしかありません。
「害」でしかありません。
アルコール依存云々抜きにしても、「不機嫌」な人は、少なからず何かしらの害を外の世界に向けて、発信しています。
そんなの迷惑でしかないんです。
電車の中でも、コンビニでも、不機嫌な人を見てハッピーにならないように、アルコール依存症者なんて、正常の心の機能が完全に壊れている上に、更に周りによって空気をどんよりさせられたらたまったもんじゃないんです・・・
と想像してあげましょう。少なくとも私は人の「害」になる生き方からは離れたいと思いました。
大切な家族のため、もう害になるのはやめましょう。
そのために、本人から発せられた暴言を受け取るのをやめましょう。
ムカつくけど、ムカつくけど、ムカつくけど、
言わせておけばいいんです!
大丈夫、私もたくさん浴びてきたから、でも今は全部ゴミ箱直行です。