なめられたらダメ
※この記事は一番最後に「追伸」があります。
アルコール依存症の家族を持つ人は、気づかぬままに、アルコール依存症者が家の中心に居座って、何でもかんでも指示したり、好き勝手なことをしている状態になっていることがあります。
飲酒のせいで、意識がもうろうなり、ベッドでないところで寝てしまったり、片付けもろくにできなかったり、よろけながら歩いたり、アホみたいなことをダラダラ言っていても、それは、本人の問題なので、仕方ありません。
本人に、全部責任をとってもらいましょう。
ただ、アルコール依存症者が、自分の抱えている問題を、周りに波及されて、依存症者本人が、自分の問題と直面するのがあまりにも嫌だから、他人を関与させたり、他人に絡みついてくるは毅然とした態度で拒否します。
マジです。
どう考えても言われる筋合いのない、お説教をいきなり言われたとか、今そのこと話さなくてよくない?っていう議論を急に持ちかけてきて、自分の飲酒の行動から、逃げようとしたりとか、責められる前に責めたいからなのか、自分の問題を棚に上げて、君にはこんな問題がある、君はこうした方がいいなど指示してきたりとか・・・
こんなことに付き合っていてはNGです。
「別に(自己正当化のために)そんな説明ダラダラとしてなくていいから、さっさと買いに行きたいなら行きな!」です。
以上です。
アルコール依存症者が自分の行為を正当化するために他の人を好き勝手に巻き込むのを許しているようでは、完全になめられています。アルコール依存症者は、自分が飲酒したならば、その責任は全部自分でとってもらいます。
別にお酒を買いに行きたいなら、家族は一切止めませんが、買いに行く前に、家族に絡んで、君はこうした方がいい、ああした方がいいなどと、いちいち言われる筋合いはありません。
アルコール依存症者は、アルコールにも依存していますが、家族にも平気で依存してきます。
ドロドロの世界に巻き込まれそうになったら、断固とした態度で、NOとすること、しかもそのNOも、狂ったように感情的になったりしないで、冷静に落ち着いて、拒絶します。
もし、狂ったように感情的になっていたら、完全に家族もアルコールに飲まれているし、だからと言って拒絶できずにいいなりになっていたら、それはアルコールの奴隷になっていて、なめられています。
なめられたらダメ!です。
私は私の人生のことで忙しくする、私自身の問題に向き合う。アルコール依存症者は、依存症者で、私への絡みを使わずに、真正面から彼の問題に向き合ってもらいます。
追伸:
こういうことを書くと、極端に、無視したり、相手にするのをやめようと思ってしまうかもしれません…でも、そういうことではないんです。(前回の記事:アルコール依存症者を無視しようとしないで - Nouti-アルコール依存症の家族)
自分の尊厳を安売りしないというだけで、喉が渇いた、水ちょうだい?にも無視するのは、それはまた極端で、愛のない行為は自分を苦しめます。