2種類のアルコール依存症の家族
アルコール依存症の家族は大きく分けて2種類います。
アルコール依存症の家族で、自責系(自分がアルコール依存症にさせちゃったみたいな勘違い)はかわいそうになるけれど、全て相手の問題で家族はただの被害者で、いかに相手が問題かのみをワーワーいう人は、本当に残念。#アルコール依存症
— Nouti(ノウティー,アルコール依存症の家族) (@noutiblog) 2020年2月1日
【1つ目】
・アルコール依存症の本人は苦しんでいる。病気。私も彼に対して、間違った対応をたくさんしてきた。
【2つ目】
・アルコール依存症の本人は。病気。彼のせいで、本当に辛いし、傷つく。(どん底に落ちて、)自分がいかに問題か自覚してもらいたい。彼が問題。私は被害者。
1つ目も、2つ目も、ベースとしての考え方は、
離婚しない
とします。
すると、1つ目は成立します。考えていることと、自分の土台となっている思い(離婚しない)が特に矛盾なく、成立するから。いろいろお互いに問題あるけれど、助け合って生きていこーぜ!のスタンスです。
2つ目は成立しません。おかしいことになります。考えていることと、自分の土台となっている思い(離婚しない)がちぐはぐです。結婚ってチームプレイです。協力です。なのに、完全に上下関係、加害者と被害者関係になっちゃっています。
はっきり言って、2つ目の考え方を持ち続けるなら、たぶん、結婚生活は相当しんどいものになると思います。
結婚しているのに、アルコール依存症の本人のみを問題視して、格好の攻撃対象として、批判し続けるのは、はっきり言って、めちゃくちゃ
狡猾
です。
(Nouti、狡猾なんて言葉、このブログで初めて使ったと思います。笑)
つまり、
ズルい
です。
Noutiは、1つ目の家族には応援します。
2つ目の家族にはちょっとキレます。
2つ目は、本当、冷たいんです。
足で蹴っ飛ばして、井戸の底に突き落とそうとする冷たさがあります。
2つ目って、アルコール依存症者が、アルコールを続けなくてはいけないパターンにぴったりはまっちゃいます。
つまり、妻に攻撃され、守備のためのアルコールに逃げ続ける。妻はアルコールに逃げ続けるから、攻撃し続けられる。
です。
2つ目は、いじめにも近いです。
2つ目は、完全な優劣関係、序列関係、上下関係ができちゃっています。
ちなみに、Noutiは何だったのかというと、最初は2つ目でした。そして、次に1つ目と2つ目を行ったり来たりする時期をしばらく通って、1つ目に落ち着き、回復へとつながりました。
Noutiもめちゃくちゃズルい人間でした。
自分のことを棚に上げて、人を変えようとばかりしていました。そうしている自分にも気づいていませんでした。
苦しんでいる夫を嘲笑しました。
バカにしました。
軽蔑しました。
そして、突き落としました。
まさに、この記事⬇︎2番の項目にある「さあ、落ちれ、さあ、落ちれ」と言っていたのは、Noutiです。
2つ目に留まる以上、回復への扉は固く締まっています。
Noutiのブログって、あんまり読んでいて心地よくないところがいっぱいあると思います。というのも、Noutiは2つ目の人だったから。
自分が読み返しても、胸が痛くなるような内容もたくさんあります。
それは、Noutiが2つ目の考え方を持っていたせいで、悲惨なシーンを沢山体験してきたからです。
人が2つ目→1つ目にいくって、すごい変化です。
人を変え続けようとしていた人が、自分を変え続けることに『変える』って、
人生のベクトルを、真逆にするくらい、大きなジャンプだと思います。
Noutiブログは基本的に、これからも1つ目の家族を応援します。
今日こんな記事を書いたのは、昨晩、2つ目の家族の典型みたいな人と話をしました。Noutiはとても悲しかったです。
他人を奈落のそこに突き落とさせる戦略は、絶対に機能しません。悪魔みたいな考え方自分をめちゃくちゃ苦しめるんです。
Noutiは2つ目でした。
でも、1つ目に移行することは、自分の人生をどんどん良いものへと変えるスタートでした。