アルコール依存症の家族が考えるサポート
先日、こんなツイートしたら、お返事もらいました。
つまるところ、アルコール依存症のアルコール問題は、家族はどうにもできない。だってみんな依存症の当人は、断酒を頑張ってるじゃん。で、自分のとこだけ、家族が断酒させるって、ないない。絶対ない。本人がすること。#アルコール依存症
— Nouti (@noutiblog) 2020年2月23日
頂いた、メッセージです。
家族の皆さんへ。Noutiの"家族が断酒させるって、ないない。絶対ない。"にメッセージいただきました。 https://t.co/3dkSw5zkW9
— Nouti (@noutiblog) 2020年2月23日
hiroさん、メッセージありがとうございます。
今回はこのことに関連して、記事を書きたいなと思います。
〜〜
周囲の協力・・・
繋がりの重要性・・・
本当そうですよね。
以前にも、Noutiはこんな記事を書きました。
人が回復していく中で、人との関わりって本当に必要不可欠なこと。
なぜなら、人って孤独では死んでしまうから。
でも、アルコール依存症の家族で、共依存の関係になっちゃったり、すごい苦しんでいる家族って、このサポートの仕方や繋がりがどこか歪んだ形になっているんですね。
Noutiのブログは、あくまで、家族目線です。Noutiはアルコール依存症になったことがないので、断酒の辛さも痛みも、家族の立場でしかわかりません。
だから、いつも家族の立場です。
家族の皆さんへ。Noutiの"家族が断酒させるって、ないない。絶対ない。"にメッセージいただきました。 https://t.co/3dkSw5zkW9
— Nouti (@noutiblog) 2020年2月23日
なので、その立場で今回も書きますが、まずNoutiの思いとしては、アルコール依存症の家族の中に、「こうすれば」「ああすれば」=「夫(家族)は酒をやめてくれるんじゃないか」と思っている人に、まずその思いを微塵も持ってほしくない!!!という思いがあります。
その思いを抹消してほしいんです。
抹消です。
「自分の力でなんとかできる」っていう考えをまず抹消する。
抹消すると何が起きるかというと、何も起きません。でも、唯一、謙虚になってくるんです。
本当に抹消するには、謙虚さが求められるんです。
アルコール依存症という病気を前に、本当に何もできない!!本当に自分はこの病気をどうにかすることはできない!!と受け入れた時、無力になった時・・・・謙虚になります。
そして、謙虚になった上で、初めて本当に、「自分には何ができるのか?」と言うことが冷静に考えられるようになるのです。
何だか矛盾しているように見えて、本当にそうなんですね。
一旦どこか本気で、アルコール依存症には太刀打ちできない、降参、負け、お手上げを受け入れなきゃいけない・・・。
自分の力ではどうにもならないことをしっかり飲み込むこむ・・・。
このことは、アルコール依存症の家族にとって超のつくほど重要なことだと思います。
アルコール依存症の方にできるサポートも、支援も、協力も、その上で初めて、できるというよりも、支援そのものが活きてくるんですね。
土台が崩れていると、全てが崩れてしまいます。
本当に自分が無力であることを受け入れていると、「何もしない協力」という選択肢も実はあるんだと分かってきます。
そうすると、もっと、手を離して、もっと信頼して、もっと信じて、もっとリスペクトすることもできるようになってきます。これだってすごい大きなサポートです。
でも、全ては家族の中で、「この病気について私には本当に何もできない!」を受け入れてから始まるものなのです。
手放しましょう。
Noutiも手放します。