また失敗したっていい:許し!許し!許し!
Noutiは、アルコール依存症の夫と数々のバトルをしてきた時に、
また前と同じことをしている。
言っちゃいけないってわかっていたのに、またこんなこんなことをしてしまった。
1年前と何も変わっていない・・・一体自分はどうなっちゃったんだろう・・・
って真剣に悩んだ時がありました。
家の中はめちゃくちゃで、夫もめちゃくちゃで、自分もめちゃくちゃな状況の中で、
自分を責める
っていうのは、本当に地獄です。
真面目な家族はこうなってしまいます。
家族会に通ったり、本を読んだり、勉強したり、日記をつけたり、どうにかこうにかして、日々よく努力している人ほど、陥りやすいのが、
失敗に対する弱さ
です。
アルコール依存症者とは、不定期に、突発的に、戦争が勃発します。
アルコール依存症の家族がいる人は、この意味、わかってくれるんじゃないかな〜と思っています。
不定期に、突発的にというのは、あまり関連性とか一貫性とか、〇〇だから▲▲みたいなものがないんです。
アルコール依存症者は常に不安定の中で生きていますから、常に活火山状態で、いつ爆発してもおかしくない状態です。
些細な事がきっかけになります。
理屈なんて考えたらやってられません。
たとえ同じような喧嘩しても、同じような失敗しても、相手だって、一貫性なしに攻撃してくるんだから、全部うまく対処するなんて、不可能です。
だから、自分を責めるなんてこと、本当に、自分を苦しめるから、やめましょう!
Noutiは責め続けました。
だから、Noutiの場合は、夫に対する怒りより、自分に対する怒りのほうが、猛烈に大きかったです。
これって本当に辛いんですね。
はっきり言って、自分に怒るよりも、人に怒っているほうが、精神的には楽です。だって、人に本気で怒っている時って、「あの人が!」とか、「あいつが!」とかその怒りのエネルギーが全部に他人に向かっているんですね。
でも、自分に怒るっていうのは、心の中でも、頭の中でも、ありとあらゆる怒りが、全部、自分に向かっているんです。
これは相当辛いです。
自殺する人の気持ちってこんな感じなのかなって思います。
アルコール依存症者の家族で、今日も自分を責めている人は沢山いると思います。
みんな満点を取ろうとしすぎなんです。
いつでも100点を狙うなんて、緊張しすぎて、疲れてしまいます。昨日やった失敗をまたしてしまおうがいいって開き直ったもの勝ちです。
これは負け惜しみでも、負けても大丈夫になっちゃうとかそういうことではなく、負けても自分の心までは、敵に開け渡さないっていう宣言なんです。
全く冷静になれないくらいの大変な状況の中で、あなたが生きていて、奮闘していて、頑張ってるって事がもう、めちゃくちゃすごいんです。
だから、責めないでください。
責めることは、状況をさらに悪くするだけです。
責めたくなったら、
ちょっと真面目に生きすぎだよ〜、緩んでいいよ〜、もっと楽に生きていいよ〜そのままで大丈夫だよ〜。
って、天使が上からメガホンでささやいているってことを思い出してください。