最も大切な態度「落ち着き」
アルコール依存症の家族の態度で、最も大切な態度は「落ち着き」だと思います。
衝動的な時も、反応的な時も「落ち着き」がない。
落ち着きがないと、
☑︎結論を急ぎます
☑︎人の話を最後まで聞きません
☑︎将来不安を考えます
☑︎行動が行き当たりばったり
などなどです。
Noutiに何がなかったのかと言うと、
「落ち着き」が全然ありませんでした。
落ち着くどころか、ぴょんぴょん飛び回っていました。
すごく反応的でした。
言葉一つ一つを敏感にキャッチし、敏感に反応していました。
聞き流してもいいことでも、どうでもいいことでも、
真剣に考え、不必要に傷つきました。
立っていようが、座っていようが、落ち着きがありませんでした。
色々なことを1日で解決しようとし過ぎていました。
ちょっとしたことで、すぐに結論を出していました。
自分を急かすような結論に追い立てられ、更に自分の落ち着きを失っていました。
落ち着きがない人は、心の平安がありません。
心の平安がない人は、静かに微笑むこともできません。
落ち着きがない人は、良いことすらも捻くれて捉えたり、皮肉を言ったりします。
落ち着きがない人は、無駄に動き回るので、疲弊します。
落ち着きがない人は、落ち着きがいないことによる空虚感を、食べ物で満たしたり、表面的な人間関係や一時的な物欲で満たそうとしたりします。
落ち着きがないことによるメリットなんてほとんど見当たりません。
落ち着きは本当に大切な態度だと思います。
1日の中で、何も成し遂げようとしなくていいから、ただ落ち着いた1日を過ごすことを目標にしてみるだけで、1日がどれほど変わるのかに驚きます。
動じない・・・
右往左往されない・・・
慌てない・・・
急いで答えを出そうとしない・・・
落ち着くことを選択するだけで、どれだけ平和な日を送れるかに驚きます。
呼吸のペースを緩めて、地面に足をつけて、
1秒1秒を大切に、落ち着いて生活していきたいと思います。