アルコール依存症によって明るみになったNoutiの問題点
私の持っていた性格の問題が、アルコール依存症によって、明るみになったものはいくつかあります。
☑︎結果を急ぐこと
☑︎結論をすぐ出すこと(上と似ていますが、ちょっと違う)
☑︎優劣で人を見ること
☑︎自分が特別であること
一つずつ取り上げていきます。
☑︎結果を急ぐこと
私のこの性格は、物事全てにおいて、すぐに結果が欲しいという強い欲望でした。例えば、もの一つでも、欲しい!となった瞬間、買うことばかりを考えたり、行きたい!となった瞬間、行くことばかりを考えたり、言いたい!となった瞬間、言うことばかりを考える点でした。
衝動的でした。行動が行き当たりばったりでした。
アルコール依存症については、「シラフ」になること、酒がなくなることが、「結果」と考え、その状態を目指して、いても立ってもいられない状態でした。
自分の元から持っていた性格を今度は、主役は私じゃないのに、適用させてしまったことに問題が生じました。
☑︎結論をすぐ出すこと
決めつけ、思い込みです。あの人はダメ、この人はいい・・・みたいなことを、心の中で考えてしまう癖がありました。
結果、アルコール依存症=ダメというのも瞬時に出てしまい、この考えがしばらく私を苦しめることになります。
アルコール依存症=病気なんて全然思えませんでした。
アルコール=だらしない=ダメ
もうこの方程式以外、頭の中にはありませんでした。一旦そうだと思い込むと、他の考えを受け入れない柔軟性のなさが、問題を大きくさせていたと思います。
☑︎優劣で人を見ること
もう、これはもはや差別なので、こうやってブログで書くのも情けないです。結局、上記に挙げた「結論をすぐ出すこと」に通じる考え方でもあると思います。
あの人は優れている、この人は劣っている・・・ってことを心の中で判断してしまう問題です。
私にとって、アルコール依存症は「劣」でした。飲んだくれて、頭がぼーっとして、生産性がこの上なく下がり、1日を棒にふるアルコールを選択する人に対して、「劣」と思っていました。
「劣」と思っているから、「劣」を選択し、「劣」と共に住んでいる自分にイライラしていました。
私の考えのままでは病人は全員「劣」になってしまいます。自分はすごく差別的で、愛がなく、心が乾いた闇を抱えていることすら、アルコール依存症と向き合うまで知りませんでした。
☑︎自分が特別であること
私にとって、自分が特別であり、特別感を抱くことは重要でした。知らず知らずのうちに、自己中心的で利己的な問題を大きくしていました。
夫は私の特別感を満たしてくれました。私が自己受容できない弱さを、他人に依存して満たそう、補おうとしていた問題がありました。
夫がアルコール依存症とわかり、今度は夫の問題が明らかになると、既に上記に挙げた様々な考えから、夫=問題のある人間に変わってしまい、私を特別にしてくれる人ではなくなってしまいました。
それどころか、恥の意識が生まれ、世間体を気にし始め、夫の問題をいかに隠し、自分を守るかという保身に走りました。
夫によって、自分が特別であることを感じようとしていた問題は、アルコール依存症によって私の中で崩壊し、自分の問題が明るみになり、私は無力感と虚無感を味わう事になりました。その後、初めて自分を受け入れていくというスタート地点に立つ事になります。
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以上、アルコール依存症によって、明るみになったものでした。
多分、というか、絶対、他にもいくつかあります。また思い出したら、まとめていきます。