アルコール依存症:Noutiブログ

脱アルコール依存症の病気:のうてぃ思考のNoutiブログ

今日1日だけ、依存症者の領域に踏み込まないこと!元アルコール依存妻のうてぃが、依存から自立へライフチェンジを目指す日々。自立して生きることを始めよう。Think Simple。

「自分が悪いのだ」をやめる

Noutiは、

アルコール依存症と関わる日々の中で、

自分が悪いのだ

という思いが、自分をすごく苦しめていました。

 

自分を好きになろうとか、

自分を愛そうとか、

自分を大切にしようとか、

 

自分に対する優しい言葉が書かれたものは、

沢山ありますが、

頭の中ではわかっていても、

心から受け入れることはできませんでした。

 

別の言い方をするなら、

頭の中ではそれらを求めていても、心の中では自己否定が絶えずありました。

 

真面目な人とか、

自分に厳しい人なのかと言われれば、

決してそうではないと思います。

 

ただ、

自分の思い通りにできないことに対する葛藤

が、人一倍強くて、

執着心と、依存心が強い人間だったんです。

 

こう書くと、ものすごく面倒臭い人間に聞こえますね。

 

 

自分が悪いのだ

という考え方は、一見、責任を自分で取り、

人のせいにするのをやめて、

自分自身に向き合うという姿勢

を感じて、聞こえがいいようにも見えます。

 

 

でも、言葉の裏には色々な思いがあります。

 

その中で、

自分が悪いのだ

は、時に凄く危険で、

自分さえ悪くなれば、問題は解決するという考えに発展してしまうこともあります。

 

全ての自分の責任にすることは、同時に、

自分が問題を起こさなければ、

自分がしっかりと責任を全うしていれさえすれば、解決できる

という思いも、心の奥深くに沈んでいるような気がします。

 

そして、その心の奥深くに沈んでいる思いこそが、

他人へのコントロールになったり、

思い通りにしたいという葛藤であったり、

自分も他人も攻撃する、

様々な悪いものを引き起こすように思えます。

 

 

 

所詮、人間です。

 

ロボットみたいに、完璧にこなせる人なんて、

誰一人いません。

 

自分だけを悪者にする必要もないし、

他人だけを悪者にする必要もない。

 

自分が悪いのだ

ではなくて、

自分も悪いのだ。

 

確かに問題は、自分だけによって引き起こされたわけではないです。

 

様々な人との関わりの中で、

様々な状況の変化の中で、

偶然と偶然が重ね合って、

日々で出来事が起きている。

 

うまくいくこともあれば、

うまくいかないこともある。

 

そんな中で、

自分も悪いのだ

と、欠点を抱えながらも一生懸命に生きている一人の人間として、ちゃんと自分を見てあげます。

 

本当の意味で自分に優しくなるとは、間違いや失敗も認め、時に行き過ぎてしまう自分もちゃんと受け入れること。

 

そして、

自分も悪いのだ

と分かること。

 

瞬間瞬間に、白黒判断せずに、明日に向かって、未来に向かって、少しずつ成長していきたいと思います。

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