大きな自責の念を抱えたアルコール依存症者

何年間も、お酒を飲み続け、

なすべきことをせず、

それどころか、家族に迷惑をかけている、

アルコール依存症の人たちは、

大きな自責の念

を抱えています。

まあ、でも、家族も家族で大変だから、

「そんなもん知らんわ」って感じかもしれませんが。。。

一応、この自責の念について、考えてみたいと思います。

Noutiには彼らの自責の大きさがどれくらいかわかりませんが、その自責の思いすら大きすぎて、手に負えなくて、アルコールでかき消そうとしますので、

想像以上に、はるかに、大きい自責の念

って思っておけば、間違い無いと思います。

アルコール依存症の人たちは、

あらゆる面で、失敗し続けています。

「失敗は成功のもと」とか、

「間違っても次やり直せばいい」とか、

そんな気休めみたいな言葉が一切通用せず、

言葉通り、毎日、

自分自身に失敗しています。

家族が、アルコール依存症の人のことを、

クソとかバカとかクズとか言う前に、

アルコール依存症本人がそう思っています。

今日の自分を思い通りに過ごすことすらできないのだから、

試験に合格した、しなかった、

事業に成功した、しなかった、

人間関係がうまくいった、いかなかった、

みたいな、依存症でない人が考えるような、

出来事ベースの失敗ではなくて、

常時、失敗にさらされています。

なので、

半端なく生きづらい

のが彼らです。

そんな彼らが、もっとも言われたく無いことが、

問題はあなたのせい

と言う類の言葉です。

家事にせよ、料理にせよ、掃除にせよ、

休日の過ごし方にせよ、将来の話にせよ、セックスせよ、

何かがうまくいかなくて、

うまくいかなかった原因は、お前だ！

と言われること、示されることに半端なく抵抗します。

また、実際に言われなくても、

彼らは精神的に非常に敏感な人間なので、

原因はお前だ！と勝手に感じとることもあります。

また、酔いが入っている状態の時は、

意思能力が欠けているので、

家族が何の意図を持っていなくても、

君のせいだ！

君が問題なんだ！

と相手を責めるようなことを言い始めて、

自分が問題だ！

とならないように、先手を打つようなわけのわからない行動もあります。

どんな状態であっても、

家族を責めてきたら、

あ〜相当自責の念でいっぱいなんだな〜。

って思ってあげた方がいいです。

間違っても、

は！？私が悪いだと！！！！

ふざけんじゃねーよ！！！

みたいな喧嘩腰にならないようにしてください。

彼らたちは、意思能力が欠けた状態で、

自分の責任を負うことができず、人に転嫁しているだけですから。

それこそが、病気なのに、

逆に、そこを家族が責めちゃうのは

ナンセンスです。

全く理不尽で、

理屈の通らない要求が来た時こそ、

あ〜相当、自責の思いでいっぱいいっぱいなんだな〜。

と思ってあげてください。