非常に真面目すぎた私ーZoomを繋げます - 脱アルコール依存症の病気：のうてぃ思考のNoutiブログ

私の中の感覚的な経験ですが、アルコール依存症者の家族は、真面目な人が多いなあと思います。

基本、世話好きというか、自分が何とかしなくてはならない、しっかりしなくてはならないというふうに考える人が多いなと思うんです。

でも、病気があまりにも悲惨というか、あまりにも理不尽というか、あまりにも重すぎるタスクだから、それにどうしてもついていけない…ギブアップしようとする自分を必死で止めてしまう…本当はもう全てを手放して、もう知らない、私には無理、何もできないです…ってなればいいのに、そのラインまでいくのがなかなか難しいというのが私の感覚です。

実際、自分もすごく真面目だったし、すごく真剣に、何とかならないか、私が何とかすればとか、なんとかこの人を助けようとかしていました。

今振り返ると、よくあんなにもやっていたなという風に思います。

その頃は自分のことでいっぱいだったから、幸せそうな夫婦の人に嫉妬心を抱くなんてことすら一切ありませんでした。

自分の家が大変だったので、他人のことに目を向ける余裕すらなかったです。

むしろ、今落ち着いている方が、他の家の家族はどんなふうなのかな、なんて観察する余裕がうまれているなと感じます。

言葉ではうまく伝えることができないけど、とにかくひどかった。とにかく凄かった。椅子の陰から、椅子の裏から、ソファーの隙間から、出るわ出るわアルコール。

本当に宝探しをしているわけでもないのに、目につくところに、いつでもアルコールがあったんです。

そしてもうさすがに飲んでないだろうというタイミングでまで、飲んでいるから、何度も裏切られる…心も体もズタボロというのはこういうことです。

よくもまあ頑張って、ご飯を食べ、寝て、起きて、仕事にも行き、生きていたなあという風に、本当に改めて、自分よ、精神的に、本当に頑張って生き抜いたねという風に思います。

同時に、夫のこと、つまり他人のことであるのにも関わらず、よくもこの地獄のジェットコースターに同乗することを決めたなあ、というふうに思い、本当はそんなにも大変な思いしなくてもよかったのに…というふうにも思います。

アルコール依存症の問題を抱えた時に、いろんな専門家や、カウンセラーの人に、意見を聞きたい気持ちになったこともありましたが、正直なところ当事者じゃないと分かんないでしょう…という気持ちもすごくありました。

もちろん、医者とか専門家とか、知識でいろんなこと言ってくれるのは役に立つけれど、本当の家族の辛さ、葛藤などというのは、当事者しか分からないものがあると思います。

ということで、今度当事者の集いみたいなのをやってみたいなと思います。私が持ってる Zoom アカウントで、40分は無料で使えるので、ズームを使って、画面オフで、音声だけで色々なこと話したいなという風私の中の感覚的な経験ですが、アルコール依存症者の家族は、真面目な人が多いなあと思います。