アルコール依存症:Noutiブログ

脱アルコール依存症の病気:のうてぃ思考のNoutiブログ

今日1日だけ、依存症者の領域に踏み込まないこと!元アルコール依存妻のうてぃが、依存から自立へライフチェンジを目指す日々。自立して生きることを始めよう。Think Simple。

「俺は絶対に攻撃しない!」

アルコール依存症の夫と何度もなんども繰り返す中で、私を変化させるきっかけになった夫からの言葉があります。

それは、「俺は絶対に攻撃しない!」という言葉です。

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過渡期の時は、聞く耳すら持ちませんでした。
それどころか、「またバカなことを言っている、そうやって、すぐに被害妄想になる、全くもってアルコール依存症の症状!」みたいにガチギレていました。

でも、その言葉に対して、「もしかして本当にそうかも!?」ということを、悔しながら本当に受け入れてみた時、何かが変わり始めたと思います。

つまり、夫と私は、数え切れないほどの、生々しい喧嘩をしてきたけれど、その発端のほとんどが、「泥酔状態の夫のなすこと言うこと全てにムカついたNouti」が先にいて、確かに夫から喧嘩を始め、攻撃をしてきたことはないかも・・・って気づいちゃったんです。

 

ここで、鶏が先か、卵が先か議論にしちゃったら、また元通りになっちゃうから、絶対にしません。

Noutiは「怒らせる方が悪い」的な発想を、他人には要求しながら、まんま自分がやっていました。

アルコール依存症の夫に対して、絶えず、「怒らせる方が悪い」の考えを盾に、実際に喧嘩に持っていくのも、怒り出すのも、ブチ切れるのもNoutiでした。

結局、ただ「怒らせる方が悪い」の言葉に逃げて、全て、自分の責任を放棄して、自分の人生のうまくいかないことも、自分の嫌なところも、治したいのに直せないことも、変わりたいのに変われないことも、全部、アルコール依存症の夫のせいにしていました。


そうすることによって、そうすることによってのみ、NoutiはNoutiとして、生きられたんだと思います。

 

Noutiは、どこまでもキレややすい人でした。一つ一つの何気ない言葉をいちいち刺々しく受け取っていました。ひねくれていました。すねていました。自己憐憫に陥っていました。


夫の「「俺は絶対に攻撃しない!」は、Noutiに、私がキレなければ、私が怒らなければ、そもそも喧嘩も何も始まらないのかも・・・ということを本気で、気づかせてくれたことです。

気づいちゃったから、もう自分が変わるしかありませんでした。気づいたら、最後です。笑

アルコール依存症は一人で怒り出すことも、一人でキレ出すこともあると思います。でも、それはアルコール依存症の症状です。そこにいちいちNoutiが参加する必要はないし、また、Noutiが先に怒り出して、アルコール依存症を巻き込むこともないです。


こんな当たり前のこと、夫からの「俺は絶対に攻撃しない!」を受け入れるまで、と言うより、信じるまでは、本当に分かっていませんでした。

「俺は絶対に攻撃しない!」のならば、全てはNouti次第になります。これって結構重いことなんです。つまり責任を全部自分でとることなんです。だから、Noutiは逃げていたんですね。

でも、もう逃げるのはやめようと思います。人が本当に変わると言うのは、自分の問題に向き合うこと。他人に当たることで、自分の問題から逃げたり、アルコール依存症を口実に、怒りやすい自分の性格を肯定するのも、やめようと思います。

 

「俺は絶対に攻撃しない!」


Noutiの夫と似たようなアルコール依存症のタイプの人がいたら、本当それはめちゃくちゃ幸いなこと。

 

「俺は絶対に攻撃しない!」んだから、もっと安心して、ビビらず、恐れず、自分の問題に向き当ていく。勇気100%出しましょう。