依存症の話をできなかった私
こんにちは。Noutiです。
しばらくブログの更新があいてしまいました。いつの間にか、10月の終わりになっていました。
最近思ったのは、私にとって、アルコール依存症と、ガチガチで関わったことは、やぱっりすごく大きいことで、簡単に人に話せるものじゃないんだなということです。
夫もソーバーになって何年も経っているし、なんか、もう過去のこととして、さらっと話せるのかなと思いきや、そうじゃない自分がいて、自分が自分に驚いたということがありました。
私は、家族の病気と言えば、夫だけでなくて、他のメンバーもそれなりの病気を経験しているんです。
そして、夫以外のメンバーのことについては、もし機会があったときに、他の人に、話せるんです。
でも、夫の依存症関連について、自ら話すというのは、すごくハードルがあるんですね。未だに。
それに気づいたのが、ある方と話していて、その方は自分の父親がアルコホーリックだったって言う話をしたんですよ。
で、依存症関連はほかの病気と違って、本当に当事者しかわからない独特のものがあるみたいな話をその人、したんですね。
ここまできても、私は切り出せなかったんです。
1:1で話をしていたんですが、もちろん、テーマが依存症のことでも何でもないというのはあったのですが、私は自分に
自分、言えないんだ
と驚愕しました。
なんでだろうという分析をするつもりは特にないですが、多分、私の中で、
先を言う準備ができていなかった
んじゃないかなと思います。
同じ経験があって、そこで共感が生まれて、え、あなたの家族にも依存症がいたの?依存症で苦しんだの?となった時に、次の話題をしたくないというのが、私の中の本音だったのかなと思います。
つまり、
ぶり返したくない。
言葉にしたくない。
というのものかなと思います。
一方で、私はこんな風にブログを書いていたり、夫のエピソードや自分の葛藤なんかをネット上に公開しているわけなのに、目の前のリアルな人と、不必要には話題にしない自分がいるんだなと気づきました。
多分、私の中で、癒えていない傷があるというか、その人がどこまでの依存症の話をしているのかをもっと知ってからなら話せるみたいな、そんな保身の思いもあるのかなと思います。
とにかく不思議な感覚でした。
私の中では、まだまだ全然オープンにできない過去の経験、これが依存症との人生なんだと改めて思わされました。