アルコール依存症:Noutiブログ

脱アルコール依存症の病気:のうてぃ思考のNoutiブログ

今日1日だけ、依存症者の領域に踏み込まないこと!元アルコール依存妻のうてぃが、依存から自立へライフチェンジを目指す日々。自立して生きることを始めよう。Think Simple。

夫のことで時間を使うのではなく、自分のやるべきことを進めていく

アルコール依存症の夫と暮らしていた時に、私の中ですごく大きな課題だったのが、やるべきことをやるのか、やりたいことをやるのかということでした。

 

もちろん、これは夫がソーバーになってからも同じ課題です。

 

やるべきことをやるのか、やりたいことをやるのかというのはどういう意味かと言うと、

 

私は夫がアルコール依存症で本当に毎日が大変だった時に、自分の頭の中ではやるべきことが分かっていても、やりたいことを選んでしまう自分と何度も対立していたなと思います。

 

例えば、お酒を飲んでる夫を観察してしまうこととか。今日もお酒を飲んでるのかな?とか。夫に一言何か言ってやりたいなとか。

 

そういうことは私の中で全部やりたいことでした。

 

一方でやるべきことというのは、明日の仕事の準備をして、体にいいストレッチをして、ゆっくりお風呂に浸かって、自分の体を整えて、また運動する余裕があるなら運動もして、健康的なものを食べて、楽しい映画でも見て、そのようなことがやるべきことでした。

 

自分のことに時間を使うのか、他の人のことにかまけるのか。

 

この事がいつも私の中で対立としてあったなという風に思います。

 

アルコール依存症という病気に出会って、自分がどのように夫と接しようが、夫の病気が変わることではないということを知り、ほとほと降参しました。

 

自分の人生の中で、こんなにも無力感を得たことはなかったと思います。

 

また、同時に自分自身がどれだけ人をコントロールしたがっていて、人を思い通りにすることができるという風に、能力を過信しているのかということにも気づかされ、打ちのめされました。

 

今、私は自分のことで忙しくしています。

 

正直、夫のことにかまってる暇がないというのが本音です。

 

夫のことに対して何か一言言いたくなった瞬間に、キッチンの汚れに目がとまります。

 

自分が完璧からほど遠く、やるべきことが目の前に山のようにあるのに、夫のことで一言言葉を挟んで、時間の無駄にしたくありません。

 

それと同時に私の感情や私のエネルギーも有限です。

 

怒ったり監視をしたり、夫を自分の思い通りにさせようとするのには、それなりの力が必要です。

 

私の尊い力ですから、その力をもっと別のところに使っていきたいと思います。