何でもかんでも依存症のせいしない
私が何かうまくいかなかった時、嫌な気分になった時、投げやりな気分になった時・・・(たまにあります、こういうの)に気をつけていることです。
ある日、職場で悪口の止まらない人がいて、嫌だな〜って思いました。
私、悪口聞くの大嫌いです。
だから、人の悪口はその本人に面と向かって言えるようなことを言うか、裏で他の人にしか言えないようなことなら言いません。
まあ、そんな私の宣言はどうでもいいとして・・・。
アルコール依存症者の家族って、こうなんか気持ちがうまくいかない時、ちょっと下がってしまった時、
家の中に、ちょうどいい理由付けが存在します。
もちろん、アルコール依存症の人です。
自分がなんだか下がっている時に、飲んだくれの人に声をかけられたら、
ダラダラして、飲み続けている人をみたら・・・
イライラが募ってきます。
そして、本当は自分が気持ちが下がっていたのは、全然別の要因だったのに、こうやって、あまりにも都合のいい理由付けの餌食が目の前にいると、簡単に原因をすり替えてしまうのです。
これって、もはや無意識レベルの時もあるかもしれません。
でも本当に、こういうことするのは悪です。
自分の欲求不満を、そして自分が気分がよろしくない結果を、アルコール依存症者のせいにする・・・都合よすぎだよね。
理由にするには、あまりにも簡単。
私はそんな愚かなことを以前は繰り返していたから、自分の問題を夫のせいにして、夫の問題を夫のせいにして、自分と夫の問題も夫のせいにして・・・もう何から何まで、夫を攻撃していました。
本当、最悪だったと思います。
こういう、最悪なことをしているから、起きていることも最悪なことでした。
別の問題でイライラしていることを、アルコール依存症者に当たのは卑怯で、卑劣です。アルコール依存症者を自分にとって都合のいい餌食になんて絶対しない。
人として、そんな愛のないことはしない。
私は私で、自分の問題に立ち向かう。
自分が悪口を聞いて嫌だったな〜と思ったことは、自分の問題なのだから、自分で乗り越える。
人を踏み台にしない。まして冷え切って、心ボロボロのアルコール依存症者に、更に水をかけるようなことをしない。
本当に。
これ、ちゃんと意識していないと、アルコール依存症の家族をやっていると、本当に、アルコール依存症者のせいにして、自分の問題と向き合うことから逃げようとしてしまうから。