恐怖からした行動でうまくいった試しなし
アルコール依存性の夫との生活が、もっとも苦しく悲惨だった時は今から2年程前です。
その頃は、夫のなすこと、言うこと、全然理解できなくて、頭の中に?がいっぱいあって、自分が分からなくても、そんなことは御構い無しに起こり続ける理不尽な事に、精神がボロボロになっていました。
包丁を持って、自殺しようかと思ったり、窓を開けて飛び降りたくなったりもしました。
夫じゃなくて、私がです。
あの頃はいつも混乱状態だったから、あれが違うなら(夫に対して、効力をもたないなら)これをするみたいな、頭の中でぐちゃぐちゃ考えて試行錯誤の連続でした。
買ってきたヴォッカのビンを(それが、また一升瓶みたいにでかいやつなんですよ。)洗面所でザアザア流したりしました。
今思うと、もったいないことしたな…です。
だって、流したら最後、キチガイみたいに怒って、また買いに行くわけだから。
ことが起きると、本当に別居しようかと何度も考えました。
実際に、カバンだけ持って、外へ出て外泊したこともあります。
何週間も離れて、夫を放置したりしたこともあります。
これらの行動は全部恐れが原動力でした。
どこか怖くて、このままじゃどうしようという不安と恐れから、思いつく行動をとっていました。
恐れからの行動は、何も生み出さないどころか、余計な問題を生み出すだけでした。
相手と自分を更に傷つけるだけでした。
ただでさえ、ボロボロだったのに、かさぶたにもなっていない傷を更に攻撃するだけでした。
恐れから行動することをやめた時、私ははじめて回復に向かって進みはじめたのだと思います。