アルコール依存症も素晴らしい。あなたも。
共依存状態に陥っている家族がすごく苦しいのは、正しいか正しくないかで考えてしまうから。
アルコール依存症がダメで、依存症じゃない状況が良いと。
だから、苦しんじゃう。
なんでこうなっちゃうかと言うと、アル中云々の前に、1人の人として、見るのを忘れちゃってるんだよね。
つまり、愛。
あのね、noutiアル中を前に愛を語ってはいかんって分かってるよ。
だって、愛とか言うことによって、もっと苦しむ家族がいっぱいいるの知ってるから。
そこは分かってる。
間違っても家族に対し、もっと愛そうとか、愛が足りないなんていうつもり更々ない。
ただ、今まで、アルコール依存症の家族と生きてきて、生きづらかったのなら、ちょっと考えてほしい。
アルコール依存症の夫はダメと考えるのが、もしかしたら自分をめちゃくちゃ苦しい状況に陥れていたのかもしれないってことを。
だって、ダメと思う人と一緒に暮らしている自分ってどうよ?
ダメと思う人の未来考えるのどうよ?
自分にとって最も身近で、人生を共有している人がダメな人ってどうよ?
めちゃくちゃ苦しくなるのは当たり前。誰もダメになんかなりたくないから。
だから、お酒飲んでることや、千鳥足のことや、アルコール依存症っていう病気なんかよりも、まず、あなたが、その家族をダメな人って思ってるのがめちゃくちゃ苦しいんだよね。
つまり、その考えが、一番自分を苦しめてるんだよね。
だからさ、アルコール依存症云々の前に、まずは、1人の人間として、アルコール依存症だろうが、酒飲んでようが、呂律回らなかろうが、あなたはあなたで、この世に生まれてきたんだし、一生懸命生きてるんだし、素晴らしいって思ってみることから、はじめてみる。
恐らく、明日も酒ビンがあるかもしれないし、明日もお酒のトラブル起こすかもしれないけど、それでも、人としての価値はお酒や行為によってだけ測られるものじゃない、ただ何をやっていようが唯一無二のその人を素晴らしいと心から思ってみる。
自分の心に愛が溢れてる時、抱えていた苦しさが少しずつ流れ出ていく。
Noutiは今日もお酒に振り回されない。