今年もお酒から始まった
あけましておめでとうございます。
今年もお酒から始まった・・・がっかりしますね。
「今年こそは!」なんて、元旦から裏切られたって人も多いのでは。
2020年、Noutiのブログを読んでくれているアルコール依存症の家族にとって、ぜひ飛躍の1年にして欲しいなと心から思います。
だからこそ、「今年こそは!」・・・でがっかりしないでください。
お酒からスタート、オッケーですよ!
大丈夫。大丈夫。
「始まりがこんなんじゃ、先が見えてる」って思っている人。
大丈夫。大丈夫。
思っているより、先見えていません。と言うより、全然見えていませんから。
⬆️これが本当。
なのに、先見えているって思っていることが、やばいこと。
だって、先見えているって思っている人は、本当に見えているように現実をしちゃうんだよね。
元旦やお正月休みで、「あーだ、こーだ、これじゃあまた今年も酒と付き合っていかなきゃいけない。」って思うのは、
結論早すぎ。
なんというか、思考の中で、一気に2020年の大晦日くらいまでぶっ飛んでるの。
言葉にしたくないと思うから、言葉にしてないだけで、実は思っていること、これ↓なんだよね。
「あ〜今年も、アルコール依存症のアルコールのせいで、最悪な1年になりまし『た』。」
Nouti(涙)
最後も『た』。
つまり、スタートで、「今年もダメだ〜」「最悪だ〜」とかしている人は、もう過去形で、すべて結論付けちゃっているの。
・・・
・・・
・・・
で、それってどうよ!?って話。
アルコール依存症の家族が学ばなきゃいけないことがあるとしたら、「極端をやめよう」ってこと。
言うまでもなく、アルコール依存症当人は、めちゃくちゃ極端じゃん。ご存知の通り。
でも、それにつられて?と言うか、家族も家族で、めちゃくちゃ支配したり、アルコール=人生終わりみたいに批判し続けたり・・・
そうやってやり続けたからこその大変な2019年だったわけだよね。
だからこそ、
だからこそ、
極端になるのをやめる。
もし、2020年、アルコール依存症の家族が共通の目標を持つとしたら、Nouti的には、本当これ。
「極端になるのをやめる。」にしたい。
スタート1週目から、すべて分かったかのように、結論付けるのをやめよう。そして、残念な話、あなたがその態度をとり続けるなら、ちゃんとあなたの結論通りになっちゃうから。マジで。(涙)
そんなこと言うと、「こっちがどう思おうが、依存症者には関係ねーじゃないか」って怒りの声が飛んできそうだけど、でもね、家族って半端なく影響しあってるの。
アルコール依存症に陥った精神病の人ってね、暗闇にいるわけ。本当に富士急のお化け屋敷よりも怖い暗闇。
で、彼らたちは彼らたちなりに、光に向かってでられるものなら、出たいの。ここポイントね。出られるもんなら出たいのよ。(もはや人類共通の願い『幸せになれるもんなら、なりたい!』と同じ。)
でも、出られないの。簡単には。もう依存しちゃって、身体も心もおかしくなっているから。
そんな状況にいる人と一緒にいるあなたが、「あ〜今年1年も終わった〜」みたいに結論付けるの。(こんなこと、もちろん言葉にしなくても、敏感なアルコール依存症者にはそういう態度、仕草、すべて伝わっているのよね。)
それって言うのは、暗闇に、もう何段階も何段階も闇に落とすわけ。当然、依存症の本人にとっては最悪。で、闇をぶちまけているあなたも、当然、最悪な状態になる。
だから、あなたが何を思うかは、関係ないとかじゃなくて、めちゃくちゃ関係あるの。
何よりもあなたのためにね。
間違えないで。依存症しゃのためにじゃないから。あなたのために!
今年も確かにお酒から始まった。
それは最悪かもしれない。
でもね、スタートダッシュで、息切れするよりよほどましよ!って気づいて欲しい。
「今度こそは!」の決意こそ、アルコール依存症が治らないものはないんだから。「元旦からスタート!」「今年こそは!」どれも極端でしょ。
だって、2019年12月31日と2020年1月1日で何がそんなに変わっている!?
何も変わってないよ。
おそらく昨日食べたものが引き続きお腹には残っているし・・・。遺伝子レベルでも細胞レベルでも何にも変わってない。
だから、極端になるのをやめよう。そして、スタートがどうこうで、あれやこれや結論付けるのをやめよう。
ゆっくり加速していけばいいから。
あなたにとって最高なスタートは、あなたにとって最高なスタートじゃないようなことも、別に気にしないこと。
いちいち自分の思い通りにすべてをしようとすることに執着するのをやめること。
緩やかに始まった2020年。
大丈夫。と気づくことから始めよう。