依存的性格から自立へ
アルコール依存症者は、アルコールに依存していますが、別にアルコールを飲まなくなったからと言って、すぐに
依存的性格
から解放されるわけではないんですね。
アルコール依存状態の時は、心の中に空いた隙間をアルコールで満たしていますが、満たすものがアルコールで無くなったなら、代わりに何かで満たすんですね。
Noutiは以前、夫の依存的な性格にムカムカして、
私に依存するな!
とか言ったことがあります。
冷たいですね。
勿論、適切な境界線のない関係性は良くないですが、別に人が人に頼ったり甘えたりするのも人間関係です。
だから、夫がついつい私に頼ったり、甘えたりしたっていいんですね。
本当の意味で、
自立すること
って、そんなに簡単なことではないと思います。
精神的には未熟なまま、大人になってしまった部分がどこかにはあるから。
依存症は、アルコールに依存してます。
もし、アルコールに依存しなくなるなら、アルコールに依存しなくなる過程において、様々な支え、助け、力が必要になるのは当たり前です。
いきなり補助輪なしで自転車に乗るんじゃなくて、最初は補助輪付きで、そして、その後は後ろ持ってあげて、そして、よろよろと、自分で走ってみる…
でも、スリップして、また転ぶかもしれない…また血を流すかもしれない…でもそれでも起き上がってまたトライしていく、そんな歩みの中で自立への道が整えられていくのかななんて思うんです。