アルコール依存症:Noutiブログ

脱アルコール依存症の病気:のうてぃ思考のNoutiブログ

今日1日だけ、依存症者の領域に踏み込まないこと!元アルコール依存妻のうてぃが、依存から自立へライフチェンジを目指す日々。自立して生きることを始めよう。Think Simple。

言っていいものか、悪いものか

夫に対して、何か言葉を言うときに、心の中でこれを言っていいのか悪いのか、いつも一旦考えるようになりました。以前は思ったことをすぐに口にしていましたから。

 

私の願いはいつも、夫が回復すること。

 

自分が何を言うか、言わないかを考える時に、絶対に自分には力があるなんて思っちゃいけないと思います。

 

自分が何か言ったらどうなる・・・そんな甘いものじゃない事はよくわかっています。もし、自分の発言に対して力を持たせるのなら、それはアルコール依存症というものを病気としてみていない証拠であるし、私は人をコントロールできる人間だということになってしまいます。そんなのは絶対に間違っていることです。

 

ただ私の中に、助けやサポートになれるならなりたいという思いがどこかにあります。そして、実際に、アルコール依存症が病気であるならば、助けやサポートは必要不可欠なものです。

 

私がここに存在していて、彼と時間を共有する存在である以上は、彼の助けやサポートになる存在でありたいと強く想うこの気持ちは、持っていていいものであると思うし、人として当然のことだと思います。

 

だからこそ、冒頭、夫に対して、何を言っていいのか、悪いのかを迷うんです。この裏には、回復してほしいという思い、そして、私自身が、自分の発言によって、足かせになるなど微塵も望んでいないという思いから来ているのです。

 

自分がどんな言葉を言うか迷った時に、参考にするものは、過去の事例、得た知識、様々なものがあります。その中でも、過去の事例というのは大きく、何か言葉を言いたくなったら、この言葉を言って、実際に良かったことがあったか、変化が起きたかなどと自問してみます。そうすると、たいていの場合、言おうと思った言葉を飲み込み、言葉に詰まってしまいます。

 

言葉を飲み込んで、結局何も言わない。何も言わないんじゃ、何も変わっていかないような気がして・・・でもそれって、私自身の発言に変化の力があると勘違いしていることだし・・・と堂々巡りです。

 

ここまで書いてきて思うのは、答えがないこと、答えがすぐにわからないことに対して、早急に答えを出そうとする、答えを出さないと気が済まない、この性分こそ、向き合うべき課題なのかと思います。