思い通りにならないことにイライラするについて
アルコール依存症の夫とと過ごしている中で、すごく自分の中に明らかになった性格の一つに、
「思い通りにならないからイライラする」
ということがあります。
でも、こうやって書くと、このことは、アルコール依存症云々一切関係なくて、生まれた時から、赤ちゃんの時から、この性格というのは誰でも持っていたものです。
「ミルクが欲しいのに、ミルクが来ないから、泣き喚く」
こう書いたら、別になんか特別なことではなく、よくあることだとすぐに分かります。
ここで注目したいのが、
「思い通りにならないからイライラする」
というのは、赤ちゃんと何も変わらないということ、つまり精神的な意味においては、赤ちゃんと同じようなことを、大の大人になってもしているということだと気付かされます。
夫が飲んでようが飲んでいまいが、アルコールに関係なく、
「思い通りにならないからイライラする」というのは、私自身の問題です。
世の中は、私の思い通りになるためにできているのではなく、また家族も、それ以外の人も、全て、私の思い通りになるために存在している訳ではありません。
こんなこと、とても当たり前のことなのに、なぜイライラするのか。
それは、きっと家族に対して、夫に対して、
「あなたは私の欲求を満たすために存在してよ。」
という甘えがあるからだと思います。
結婚したんだから、夫なんだから、家族なんだから、愛しているんだから、私はこんなに頑張っているんだから・・・だから、私の願い、思い、欲求、叶えてよ・・・!
という心の甘えがどっしり座っているのだと思います。
ただ、赤ちゃんが自身が、
私は赤ちゃんで、何もできないんだから、ミルクもおむつも変えられないんだから、世話をしてよ
という声とは違い、大人の心の甘えにある理由づけというのは、とても自己中心的で、他人をコントロールするだけのものであったりします。
もう赤ちゃんではなくて、自立しているのに、精神的な部分だけ、赤ちゃんになろうとする矛盾が、イライラするとう態度を受け入れてしまうのだと思います。
思い通りにならないことなんて、これからも沢山あります。でも、思い通りにならないことにイライラすることを拒みます。
それは、私自身の心の平安のために。
私自身の今日を、夫の言動、行動によって真っ暗に変えてしまうことをもう繰り返すのはやめていきます。