過去の写真を削除しながら
iPhoneの写真があまりにも多いので、毎日削除しながら整理をしています。同じ携帯をすごく長く使っているので、2016年からの写真が入っていて、かなり過去の写真を最近よく見ています。
すると、アルコール依存症の夫が飲んでいた頃の、大変だった日々の、写真の1コマのを見たりすることがあります。
写真は一瞬だけれど、その背後にあるエピソードや感情をふっと思い出すことがあるんです。
ただ、この整理をやっていて、ネガティブな思いは全くなく、ただ湧いてきた思いは、
「よくぞ頑張って生きてきたな。こんな大変な試練をよくぞ乗り越えてきたな。」
という自分への労りと褒め言葉でした。
夫が飲まなくなった日々に、改めて心から感謝すると共に、本当に苦しい道のりを、乗り越えてきた自分の生きる力に、自分が自分で拍手を送りたいという気持ちを写真が思い起こさせてくれました。
自己批判と、自己憐憫と、自責が強くて、自己承認なんて、全くできなかった私が、少しずつ、自分を肯定し、自分を受容し、自分を愛するという生き方に変わっているのだと思います。
アルコール依存症は本当に悲惨な病気ですし、地獄のような病気ですが、もたらしてくれた恵みもまた非常に大きく、自分を作りかえてくれたと思います。
これからも、自分の思い、考え方、思考をトレーニングして、より良い人生を歩んでいきたいと心から願います。