アルコール依存症:Noutiブログ

脱アルコール依存症の病気:のうてぃ思考のNoutiブログ

今日1日だけ、依存症者の領域に踏み込まないこと!元アルコール依存妻のうてぃが、依存から自立へライフチェンジを目指す日々。自立して生きることを始めよう。Think Simple。

夫の働き方に口を挟みたくなる自分に向き合う

私は、夫が働きすぎであることをいつも、気になっていました。夫が始業時間よりかなり早く会社に行き、人の失敗を全て自分が負い、人の仕事の分までやる・・・実際の職場を見ているわけではないので、何とも言えないですが、夫の話を聞く限り、私はいつも、彼は働きすぎであると思っていました。

 

次第に、この思いはイライラに変わり、もっと他に優先にしてほしいことがあるのにという不満に変わり、いつしか夫の働き方に口を出すようになりました。

 

夫の職場という、全く見たこともなければ、一切私のコントロールが及ばないところに対して、夫に圧力をかけ続けていたと反省します。

 

夫がどのように働くことは、夫が責任をとるものであり、妻である自分は、夫が変える意思がない限り、どうしようもありません。

 

この「どうしようもない」という事実を受け入れることに、随分と時間がかかったと思います。

 

昨日、ステップ1について取り上げましたが、夫の仕事、働き方においても、所有権は全て夫にあり、私は無力であるということを受け入れる必要がありました。

 

私がこれまで色々と言ってきた中で、夫が少し変化をしたかと言えば、事実、少しの変化はあるのですが、ただ間違いなく言えることが、それは私によって変化したのではなく、夫も変化を望んでいて、それが少しずつ実現しようとしている・・・ということでした。

 

つまり、夫もできることなら、ちゃんと自分の責任の範囲だけの仕事を全うしたいと思っているし、できることなら、ちゃんと任せるべき人に任せたいし、また同時に、困っている人がいるなら、助けてあげたいと思っているのも事実だし、たとえ、自分の仕事が早く終わり、他の人が残っていることに引け目を感じながらも、しっかりと境界線を持って、退社をする意思を持ちたいと、他でもない夫が思っており、その思いを持ちながらも、日々現実が伴わない中で、彼は葛藤していたのでした。

 

昨日は、「今日は、ちゃんと自分は早く退社できた、周りの人は残っていたけれど、切り離せた」と言って、喜んで報告してきました。彼自身が何よりも、変わりたがっている・・・このことをしっかり受け止める時、もう私は、彼の働き方において、あれこれ口を出すのをやめようと思いました。

 

彼の場合は、仕事の存在は、アルコール依存症へと拍車をかける大きな起因ではあったと思いますが、でも、だからと言って、仕事がアルコール依存症にしたとは思いません。彼の性質、物の考え方、受け止め方、こう言った内面的なものが、アルコールに頼らないとやっていけない状態を導いた・・・そして、彼は彼なりに、アルコールに頼らない道を日々模索し、少しでも働き方、関わり方を改善しようと努力していることを、2、3歩下がって見守りたいと思います。

 

同時に、私も、自分自身の物の考え方を日々見直し、棚卸ししていきたいと思います。