アルコール依存症:Noutiブログ

脱アルコール依存症の病気:のうてぃ思考のNoutiブログ

今日1日だけ、依存症者の領域に踏み込まないこと!元アルコール依存妻のうてぃが、依存から自立へライフチェンジを目指す日々。自立して生きることを始めよう。Think Simple。

2人の人間と向き合う

こんにちは。noutiです。

 

アルコール依存症の夫と付き合っていると、気持ちの変化の波が半端ない。女性は生理があるから、周期で乱れるとかなんとかいうけれど、私はそんな周期の乱れはどうでもよくて、アルコール依存症の暴言、言動、行動によって、めちゃくちゃ影響されて、乱れていました。

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ようやく、周囲の関係に関係なく、私の心の平和を奪わせることを絶対に許しちゃいけないということを学んで、相手がどれだけ狂ってようが私は私で冷静に、自分の心まで乱さないようにとだんだんとできるようになってきました。だって、本当に、夫と妻が2人とも精神的に参っちゃっていたら、本当に本当に最悪な状況でしょ。そんなこともいっぱいあったけれど。

 

周囲の状況に関係なく、自分の心は平和を保つって、こう書きながらも、いざ現場と直面すると、そうも簡単にはいかない。一方では、彼によって、1)絶対に私の喜びや平和を奪わせないと結構理性的に考えている自分と、2)こんなに自分を苦しめる彼に対する憎悪と、3)このことにめちゃくちゃ影響されて、自分まで病んじゃっている自分に対する嫌悪・・・・。

 

2)と3)はムカついている相手が彼なのか、自分なのかの違いであって、結局アルコール依存症の完全なる支配下に入っちゃっているという意味では同じこと。

 

この病気は、関わる人をみんな支配し始める。ヒトラーみたいに。関わる人間を全員、悪者にしちゃう。本来の自分じゃ考えないような恐ろしいことを考えてしまうことだってある。思考、感情、あらゆることを支配し始めるのがこの病気。

 

でも、どれだけアルコール依存症に侵されても、私はやっぱりまだ私としても存在している。だから、そういう段階の時は、いつも2人に人間と向き合っているようなもの。一方では、食事も健康も、もうなんだかどうでもよくなった。もうどうとでもなれ!とすごく投げやりな状態。

でも、一方では、ここで私まで崩れて、倒れたらおしまいだ。私は規律を守り、できる限り規則正しく、笑顔でいたい・・・←ここまでじゃなくても、とにかく一方では、なんとかまともに、それどころか今よりもむしろ頑張って生きたいと思っている自分がちゃんといる。

 

この2人がぶつかりあって、疲れちゃう。ベットから起き上がる気もしないけれど、そうやって、だらだらしている自分に腹が立つ。でも起きあがれるわけじゃない・・・という。

 

アルコール依存症についての医療機関のウェブサイトをみると、本当に家族のこういうことがいけない、家族はこうするべきって、アルコール依存症の人を治すためにもちろんわかるんだけど、見るたびに、はあ、わかるんだけどそんな簡単にできない・・・という自分にため息をつく羽目になるわけ。

 

だから、2人の人間が出てきた時、どっちともにNoと言わず、もう、2人の自分と戦ってい自分をオッケーとしちゃえばいいと思っています。

できない!と認める時に、初めて、無力になれる。やっぱり2人の人間が戦っている時は、まだどこかで「自分でなんとかしようとしている」から。

 

だから、やっていることはちゃんとしていても、心の中では怒り狂っていて、いつ爆発するかなんてただの時間の問題なんてことになっちゃう。

 

もう自分じゃできません!と降参しちゃう。神様に委ねる。自分で戦うのをやめて、自分で自分を傷つけて、疲労するのをやめる。

そうすると、しばらく経って、またどこからか力が湧いてくるんです。

 

「神様、他の人の言動から私の思いを離脱することを教えてください。その言動から私にとってためになる事柄と導きを受け入れる時以外は。」

ーアラノン「今日1日」1月7日より。