アルコール依存症:Noutiブログ

脱アルコール依存症の病気:のうてぃ思考のNoutiブログ

今日1日だけ、依存症者の領域に踏み込まないこと!元アルコール依存妻のうてぃが、依存から自立へライフチェンジを目指す日々。自立して生きることを始めよう。Think Simple。

アルコール依存症者との戦争を放棄

1週間、穏やかに流れました。

穏やかさの基準が、幸か不幸か、だいぶ下がってしまって、

穏やかと言っても、問題が全くなかったわけではありません。

 

でも、以前と比べると、比べようにならないほど、日常に起きるちょっとした衝突が、取るに足らないものに見え、そして実際に取るに足らないものになり、私自身の心を騒ぎ立てることがなくなりました。

 

振り返ってみれば、様々な小さなことがありました。

例えば、たまたま私が床においた本に、夫の足が引っかかって、転びそうになったこと。

食事の準備ができたから、慌てて、とりあえずと思って、床に置いてしまった。

その本に夫はつまづいて、よろけたみたい。

 

アルコール依存症者らしく、「自分の膝を痛めようとしているの?」なんてイヤラシイ嫌味を一言はなっていましたが、気に留めることもしませんでした。

 

私はもうあらゆる挑発に参戦しません。

 

あらゆる争いを避けます。

 

相手が、戦争を仕掛けてこようが、こちらはもともと武力なしですから、無防備なのに手と足を使って、相手をやり込めるなんて愚かなことは考えません。

 

静かに、その時が流れていくのを待ちます。

 

負けを認める前に、戦いに参加すること自体を拒みをします。

 

戦ってもいないのだから、負けではありません。ただの放棄です。

愚かな付き合いに参加することを、放棄します。

 

アルコール依存症者には、沈黙が時に、力になります。

 

本人の問題を「自分の問題」と認識させることにつながるからです。

 

中途半端に、家族側が関わらないんです。下手に手を出して、関わろうとするから、ちょっとしたことに揚げ足を取り上げられ、責任を押し付けらえます。

 

アルコール依存症者に、「家族のせい」だという言い訳を徹底的に言わせなくするのです。

これが、「家族のせい」でなくなったのなら、自分自身を省みるしかありません。

 

アルコール依存症者が挑んでくる様々な戦いに防御しようと、知識を蓄えようとしたりとか、武器を身につけようなどとは考えちゃいけません。

 

ただ、自分は無防備で、無力なことを認めることです。

 

この病気に対して、無力であることを認められたら、

言われのない理不尽なことに対して、いちいち弁明するのも馬鹿らしくなってきます。相手の間違いを正したり、叱責することがなんの効力もないどころか、ただの愚かな戦いへの「宣戦布告」です。

 

やめましょう。

エネルギーの無駄遣い。

 

私はやめました。

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アルコール依存性の家族・友達へ
にほんブログ村

f:id:lifeinnow:20181005071752j:image