アルコール依存症:Noutiブログ

脱アルコール依存症の病気:のうてぃ思考のNoutiブログ

今日1日だけ、依存症者の領域に踏み込まないこと!元アルコール依存妻のうてぃが、依存から自立へライフチェンジを目指す日々。自立して生きることを始めよう。Think Simple。

他人の行動を指摘する愚かさ

私が、アルコール依存症の家族として、一番避けた方がいいことで、

一番難しかったこと。

それが、口出しをしない。ということ。

 

今ではそれがめっきりなくなって、たまに一つや二つ出てくると、

猛烈に反省するけれど、以前は、他人の行動を指摘することが趣味かのように、

とにかく起こること全部に反応していた。

 

 

「こうした方がいい」

「ああした方がいい」

「そう考えない方がいい」

「そうしない方がいい」

 

これらを全部、アルコール依存症者に対して、排除するようにしている。

 

とにかく、まずは口を制するということ。

 

たとえ、心で思っても口では制する。

 

アドバイスや助言、指導や、叱責をしている時点で、

もう立場が対等じゃない。

夫婦って対等でしょ。

なのに、こういう言動が入ると、もう完全私が相手を支配する関係に変わっちゃっている。

 

まるで、お母さんが子供に言うかのような態度。

 

アルコール依存症本人は一人の大人。

 

個人の尊厳を持っている。

 

自分の中途半端な知識と感情で、

ああせい、こうせい、

ああしちゃいかん、こうしちゃいかんなどとは言わない。

 

そんなことを一言でも言いたくなったら、

私はこう思うようにしている。

 

「一体、私が何者だっていうの?」

 

もう本当にこれ。

 

自分で突っ込みたくなる。私誰なん?ってね。

私の人格的なことに対して、もし偉そうにああせい、こうせい言ってくる人がいたら、

逆に、あなたは私の誰なん?って思うかも。

 

とにかく、どこまでも謙虚になること。

自分の問題でさえ、すべてをうまく扱えない人間が、

人のことに、ああだこうだ、細々と注意できる分際じゃない。

 

分際じゃないのよ。

 

でも、言わなきゃ分からないんじゃん?

って愚かな思いが来たら、

言うことで分からせることができると思っているの?

と今度は投げかける。

 

そして、それこそまた、

「一体、何者だっていうの?」

が出てくる。言うことで人を変えられると思っているんだから。

 

とにかく、どこまでも、いち人間になる。

 

神のように振るまわず、教師のようにならず、

親のようにもならない。

 

そんな人の欠点が未だに目について、口にしたくなるような、

自分の愚かな目と口に「バカね」と言って、自分の問題に向き合う。

 

人のことにかまけている間に、

本当は取り組むべき自分の問題がたくさんあるはず。

 

今日は、スケジュール通りに進んでいるの?

食事はまともにとっているの?

運動はしているの?

勉強をしたり、何かに向かって努力したり、

今日1日を感謝いっぱいに、一生懸命生きようとしているの?

 

どこまでもやることはある。

どこまでも課題がある。

 

自分のね。

 

人の過ちばかり、

人の非効率的なことばかり、

人の怠惰ばかり、

人のわがままばかり、

にため息つくのはやめて、

 

自分の問題に本当に取り組む時、

1日1日、時間は決して有り余っていなくて、

尊い時間が“今この瞬間”も流れていることに気づかされる。

 

 

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