理屈と時系列で考えるのをやめました。
前回に引き続き、またまた「やめました」シリーズです。
節目のタイミングや、非日常の旅行をした時などに、
ふと、去年の今頃はどうだったかな〜なんて思う時があります。
もちろん、アルコール依存症者のこと。
(こういう人の成長のことに首突っ込んでいるのよくないっわかっていますがつい…><)
家族として、少しでも改善の兆しが見えたら、嬉しいに越したことはないから。
多くの人がそうだけど、基本は向上したい。
今日よりも明日、明日よりも明後日がよくなっている方が嬉しい。
だから、無意識なのか意識的なのかわからないけれど、
自分のことでもないのに、過去を思い出して、彼は回復している?よくなっている?なんて思い巡らしていました。
で、結論。
これは、やめた方がいいというよりも、やっても無駄で、無駄どころか、私のストレスになりました。
理由はすごくシンプルで、こういう、「過去と比べてどうかな?」的な考え方って、「答え」を探そうとしている行動で、この場合、「答え」が明確にないから。
前と比較して、「いい」とか、「悪い」とか、「変わらない」のか……これという答えなんて無いのだから、そう思い込むしかないわけです。
ただ、全然フェアじゃなくて、「悪い」なんて結論付けたくないから、頭のどこかで、めちゃくちゃ「いい」といい切れる理由を探していたりもする。
そうやって、私の頭の中でぐるぐる巡らせても何一つわからなかった。
最初にも書いたように、これ、他人のことだから。。。
私の目に目えてどうであっても、それが正しいか正しくないか、本人がどう感じているかとか全然わからない。
わからないと認めたくなくても、わからないのが本当。
この分析はどれだけしても、「私」の中には、「答え」がない・・・というか出せない。
だから、しない方がいいと気づいて、やめました。
それに、アルコール依存症者の回復って、そんな骨折した骨の回復やら、転んだ傷口の回復のように、「日が経つにつれて・・・」なんてそんなうまくいかないのよ。
心の病って複雑です。
よくなったり、悪くなったり・・・この繰り返しです。
うつ病の回復と同じで、アップダウンを繰り返しながら、緩やかに回復していく・・・(もしくは悪化していく)。だから、時間が経過したから・・・なんてあんまり当てになりません。
そういうふうに考えちゃうと、すごく惨めになるからやめました。
1年も経ってるのに、何も変わっていないとか、誰も知りたくない。
だから、答えがないものを、無理やりああだこうだ考えて、覚えている範囲の記憶で、いい悪いを判断して、その分析結果に一喜一憂して・・・
なんて、バカみたいに滑稽なのでやめました。
そうしたら、肩の荷がすっと楽になりました。
夫自身は、改善していると自分で言っています。
妻の私にできることは、「そうか、そうなのか!」とただ信じてあげることだけです。