「お酒さえ飲んでなければいい人」発言の逃げと嘘
アルコール依存症って、「依存症」です。
「依存症」っていう病気なんですね。
たとえば、アルコール依存症の人が、暴れて、壁に穴を開けたとします。
暴言をまきちらしたとします。
こういう時、
「もう!!!!お酒飲んでいるからこうなる!!!」
って思うのは、結構間違っています。
なぜなら、そこには、
「お酒さえ飲まなければこんなことにならないのに!!!」
って思いが隠れているから。
これが嘘なんですね。
お酒飲んでようが飲んでいまいが起きます。
違うのはその激しさの大小くらいで、起きるか、起きないかでいえば起きるんです。
お酒飲んでいるのは、それは「依存症」になっちゃて、飲酒のコントロールができなくなってしまったから飲んでいるのであって、
飲んでいるから、暴言や暴走があるというのはちょっと違うんです。(ここに留まっていると、本当苦しみから逃れられません。)
アルコール依存症の家族の人は、このことをあんまり認めたがりません。
その証拠が、
「お酒さえ飲んでなければいい人^^」とか言います。
そうやって、結局全てはお酒のせいにするなんて、
これ逃げているんですね。
依存症の本人は大きな爆弾を抱えています。
で、その爆弾を点火させるようなことを周りがやり続けているんです。
「私が彼を怒らせている」
って気付かない限り、何にも変わりません。
「お酒飲んでいるからこんなことが起きる。」って言うのは自由だけど、
それは、全部お酒と相手のせいにして、自分は何にもしないで、被害者意識です。
そういう人が次に考えるのは離婚か別居か、「まったくもう」って言いながら必要以上にお世話する自己犠牲か、泣きわめいてかわいそうな自分への自己憐憫です。
もうやめましょう。そのループは。
Noutiは結構時間かかりました。
何に時間がかかったかというと、アルコール依存症を批判する前に、
自分も十分クズみたいな人間だったということを認めるまでに、時間かかったんです。
お酒飲んでいないと言う理由だけで、依存症者に対して上から目線やめました。