アルコール依存症者をナメるな
Noutiは、アルコール全然飲めません。
飲もうと思えば飲めるとか、たまに強そうなこと言ったりしますが、実は全然飲めないんです。
ビールもカッコつけていっぱいくらい付き合いで飲んでいた時期もありましたが、正直ジョッキを空けるのもめちゃくちゃ大変です。
カッコつけて、ステーキに赤ワインとか言ってみたいときもあるけれど、全然美味しくもありません。
だから、健康志向とかなんとか言って、私はお酒飲まないんですとしているけれど、実は飲めないんですね・・・。
アルコール依存症の人は、水のように酒を飲みます。浴びるように飲みます。びっくりする量を、びっくりするスピードで飲みます。
言葉通りアルコール漬けです。
でもね・・・。
生きています。
アルコール依存症は、最後には死に至るとかなんとかみんな言うけれど、アルコール依存症で、生きている人も沢山いるんです。
死ぬのはみんな一緒。
寿命縮めるとか何とか思うかもしれないけれど、人の寿命なんて、アルコール云々だけでコントロールできるものではありません。
タバコ吸いまくっていても90まで生きる人もいれば、ぽっくり死ぬ人もいる。
アルコール依存症だって、死ぬ人もいれば、生きる人もいる。誰がどうなるかなんて、誰もわかりません。
ただ、言えることは、アルコール依存症者は強いです。
と言うより、アルコール依存症者は病人ですから、病人が生きているってこと自体、並の健常者とは違う力を持っています。
みんな、病気の人をかわいそうだの、弱いだの、勝手なイメージを持っているけれど、病人は病人なりにここまで生きてきて、ここまで生きてきた術を持っているわけだから、私ら家族なんかとは比べものにならない強さも持っているんですね。
そういう意味では、アルコール依存症者をナメるな・・・です。
生きにくいこの世の中で、日々奮闘しながらも、それでも必死で生きている・・・・。
やっぱりアルコール依存症者をナメるなです。
アルコール依存症者に死んで欲しい、ともし思ったなら、
あなたが思わなくても、本人は「毎日毎日、死にたい」くらいの気持ちで生きているし、あなたはあなたで、「自分の都合の悪い人間は殺したいくらいの自分勝手なままで生きたい」と思っている・・・と思った方がいいかもです。
Nouti、今日は、言葉が乱暴でごめんなさい。
アルコール依存症者は、私たちの何倍も生きることに執念を燃やして、今も戦い続けています。
なかなかの戦士です。
だから、アルコール依存症者ナメるなです。