アルコール依存症:Noutiブログ

脱アルコール依存症の病気:のうてぃ思考のNoutiブログ

今日1日だけ、依存症者の領域に踏み込まないこと!元アルコール依存妻のうてぃが、依存から自立へライフチェンジを目指す日々。自立して生きることを始めよう。Think Simple。

「過去を思い出させた!」

昨日公開した記事に続きます。

nouti.hateblo.jp

 

この中にある、「過去を思い出された!」って発言についてちょっと考えてみようと思います。

 

この日記を書いている理由は、夫が私に激怒したことが、辛くて、悲しくて、その時の思いを綴ったものです。

 

彼がブチ切れた理由はこれです。

「過去を思い出させた!」

 

アルコール依存症者って基本、自分に全然満足していません。自分嫌いです。自分のこと情けないと思っています。

 

家族が思っている以上に、十分、本人も思っています。思いすぎて、おかしくなりそうなくらいに、自分に怒っています。

 

彼らにとって、過去って傷なんです。

見たくもないことがいっぱい隠れています。

 

暗闇に光を当てて・・・なんて、元気な時ならできます。

 

でも、鬱で、飲んだくれになっている時に、できるはずがありません。

 

もう、光を当てるライトそのものがナイフのように痛いんですね。

 

わずかな光で見ることすらできない、ボロボロ、ズタズタの過去なんです。毎日、毎日、アルコール飲んで消していかないとやっていけない、ボロボロ、ズタズタの過去なんです。飲み続けても、何も変わらない・・・どころかもっと悪くなる、苦しくなるってわかっていても、やめられない、本当、ボロボロ、ズタズタの過去なんです。

 

だから、交換日記・・・・

自分と向き合う・・・

 

彼らにとっては、「毒薬」です。

 

過去の精算なんてできないくらい、もうマイナスの思いの借金は膨らんで弾けそうなんです。

 

まともに向き合うことなんて不可能です。

 

彼らが唯一、救われる道は、その思いの借金を全てチャラにして、前だけ見ること。

 

自分ではとても負えるものでないってわかって、借金帳消しにしてもらって、未来に向かって歩くしかないんですね。

 

だから、過ぎ去った日々を思い起こすようなこと、やめましょうよ。

 

確かに、家族は、あれも言いたいし、これも言いたいし、あれとこれの精算もして欲しいかもしれません。

 

でも、全部水に流しましょ。

 

家族も救われるために。

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