アルコール依存症:Noutiブログ

脱アルコール依存症の病気:のうてぃ思考のNoutiブログ

今日1日だけ、依存症者の領域に踏み込まないこと!元アルコール依存妻のうてぃが、依存から自立へライフチェンジを目指す日々。自立して生きることを始めよう。Think Simple。

今朝、怒りについて考えたこと

Noutiは、アルコール依存症の言動に、何度も怒りを繰り返してきました。

そして、自分の怒りが完全に消えるなんてことは、一生ないと思います。

 

別に、これはネガティブな意味ではなくて、「怒り」っていうのは、そもそも人間の感情の一つだし、たとえ泥酔状態に怒ることが無くなっても、夫のアルコールに怒ることが無くなっても、別の何かに「怒る」ことはあるだろうし、他人でなく、自分に怒ることもあるだろうし・・・

 

怒るっていうのは、喜ぶとか、悲しむとか、落ち込むとかと同じくらい、ただの感情の一つだと思います。

 

今、アルコール依存症の家族で苦しんでいる人に伝えたいなと思ったのは、「怒るな」とか「怒ってはならない」ってすごく自分を苦しめる考え方だから、やめたほうがいいのでは、ということです。

 

感情を殺すってのは、怒りだけでなくて、同時に喜びも嬉しさも取り除いていきます。開き直るなら、怒るからこそ、喜び、悲しみ・・・人生の色々な味わいをしていくんだと思うんです。

 

どうしても、ネガティブなこと、嫌なことばかりを取り除こうとしてしまうのが、人間の性質ですが、本当はそうやって、選りすぐりをしている行為自体が一番苦しくて、喜びも、悲しみも、怒りも、楽しみも・・・全部団子にして丸めて、背負っていく・・・これが日々生きることなんじゃないかなって思うんです。

 

だから、怒ってもいい。・・・というより、怒りの感情が出てくるのは、生きているなら当たり前。そういう当たり前のことを受け入れ、赦していくことがすごく大切なんじゃないかなと思います。

 

そして、受け入れ、赦すことができると、「怒る」ことを引きずることがどんどん少なくなってきます。結局、人って何に苦しんでいるのかというと、「怒った」そのものではなくて、「怒る状況になったこと」とか、「怒ってしまった自分」とか・・・そんなことを怒り終えたあとも、グダグダ考えているから、悩んでしまったり、苦しんでしまうんだろうなって思うんです。

 

そうすると、考えていること自体が苦しいから、ますます「怒らせた」相手に憎悪が湧いてくるし、「怒ってしまう」自分にも嫌悪感を抱く・・・・

 

何にもいいことありません。

 

怒りはただの現象で、ただの反応です。そういうことにあまり、大げさにならないこと。自分の感情の一つが、ある行為に、ある言葉に反応してしまったんだな・・・って感じるだけ。

 

そして、過ぎ去った嫌なことをいちいち振り返って、引きずらない。あれっ?って思った時には、もう既に朝日が登って、新しい朝がスタートしているんだから、今日の奇跡と今日の素晴らしさに注目していかないとっ!人生なんてあっという間にすぎてしまうから。

 

・・・

なんてことを考える今朝でした。