アルコール依存症:Noutiブログ

脱アルコール依存症の病気:のうてぃ思考のNoutiブログ

今日1日だけ、依存症者の領域に踏み込まないこと!元アルコール依存妻のうてぃが、依存から自立へライフチェンジを目指す日々。自立して生きることを始めよう。Think Simple。

ずっと人を恐れていました

人を恐れることは、本当に自分を傷つけることだなと思います。

 

人は一人では生きていけないし、人と関わりなしには生きていけないのに、人を恐れてしまうなら、周りにいる人は敵になってしまうし、周りが敵と思うなら、自分を防衛しなくてはいけない・・・そして、防衛する生き方というのは、息苦しく、とても窮屈なものです。

 

アルコール依存症の夫が飲んでいた頃、私は、この「恐れ」に常に囚われていました。人に対する恐れです。人からの評価、人がどう思うか、それらを「気にする」なんて言葉を超えて、本当に「恐れ」ていました。

 

アルコール依存症の夫自体を、ものすごく恥じている自分もいましたから、そういう意味では、夫に対しても辛くあたり、「あなたが問題の根源なのよ」という態度は、夫をも敵にし、本当に孤立していましたし、だからと言って、人を恐れているので、「助けて」ということすらできない・・・そして益々孤立していく・・・すごく負の連鎖の中にいたなと思います。

 

人は決して恐れる存在ではなかったのに、少なくとも、私の周りにいた人たちは決して恐れる存在ではなかったのに、自分が自分の中で、「人が怖い」という感情を選び、「人はきっと自分を批判する」という感情を選び、「人はきっとアルコール依存症を卑劣な病気と思うに違いない」と考え、本当に、人を自分の中に受け付けないようにと、深く関わることを恐れ、表面的な付き合い程度にしようと、必死になっていたなと思います。

 

今、私は、人というのは、本当に支えあって、助け合って、生きている者同士だなとすごく感じているのですが、それは何も、私の関わる人が変わったわけでは全くなく、ただ私のものの見方が、恐れることから、離れていったんだと思います。

 

見方が変わっていくと、本当に人の良さに気づけるようになって、自分ひとりでもがき苦しんでいたことは愚かしく、人と関わることで、益々自分を知り、人を遠ざけていた時よりも、早く、楽に、自分と向き合えることができる自分に気づきます。仲間に感謝です。

 

自分を傷つけている最大の人は、他の誰かではなく、自分自身だったということをすごく痛感します。