どうでもいいことをどうでもいいことに
今日夫が座っているときに、夫のズボンとシャツの間からお腹少しはみ出しているのが見えました。それを見た瞬間、私は、「ここ」とお腹を指して教えました。
夫は少しふんぞりかえるような姿勢をしていたので、姿勢を正し、シャツをちゃんと引っ張り、お腹は隠れました。でも、別に何か他人に見られるような状況とか、礼儀正しくしないといけない状況とか、そんなんじゃ全然なかったんです。
その10秒後くらいに私が感じたことは、
「これ指摘する必要があったかな?」
という思いです。
すると、ちょっとの姿勢のことで、別に少しお腹が見えていて、やっぱりそんなことをいちいち指摘する必要はなかったという思いが湧いてきて、そうすると、今度は、そのそもそのシャツは少しサイズが小さめで、夫がもう少し痩せてから着ればパーフェクトだとか言っていたシャツを、私が好きだからという理由で来てもらったことを思い出して、
「君が指摘したことで、彼はこの服を着るたびに君に腹が出ていたと指摘されたこと思い出すよ。」
という自分を責めるような意地悪な考えが浮かんできて、
そこでやっと、我に帰ったというか、自分は頭の中で、何かおかしいことを考え始め、妄想し始めていると気づき、考えるのをやめました。
時間で言うと、ほんの1、2分のことだったと思います。1、2分でも私は隙さえあれば、人の問題を探し、そしてそれに対する自分の対応にケチをつけ、今度は自分を責めようとする、なんという非生産的なことをしていたのだろうと思います。
どうでもいいこと、些細なこと、適当に流せばいいことに対しては、もっともっと、スルーしていきたいと思います。本当に大切なことを大切にするために、どうでもいいことはどうでもいいままにしていく・・・そんな練習を積み重ねていきたいです。