アルコール依存症:Noutiブログ

脱アルコール依存症の病気:のうてぃ思考のNoutiブログ

今日1日だけ、依存症者の領域に踏み込まないこと!元アルコール依存妻のうてぃが、依存から自立へライフチェンジを目指す日々。自立して生きることを始めよう。Think Simple。

白か黒か。グレーがなかった自分。

アルコール依存症のことで、共依存という言葉を知り、家族の尻拭いをしてはならない、他人の問題は他人に責任を取らせることを学び、格闘してきた日々は、本当に苦しかったです。

 

何が苦しいかと言ったら、線引きが難しい。

 

夫婦になった以上、結局2人であって、1人のようなものになっていて、夫の腕が傷めば、自分の腕が痛む。ものすごく相互に影響し合う関係なのに、でも、他人は他人、自分は自分とする難しさ。

 

赤の他人ならできても、夫となれば話が変わる。夫を構いすぎて、影響される自分がダメだダメだなどと思っていました。

 

でも今から思えば影響されて当たり前。逆によく頑張ったと思います。

 

今振り返ると、境界線を引くことそのものよりも、境界線を引くべきなのに引けない自分に対する自己嫌悪の方に、よほど苦しめられていたと思うんです。

 

常に、白か黒か、できているか、できていないかの思考だったので、境界線を引けていない、だから問題があるみたいに考えて、自分を責めていました。

 

夫婦で、同居していて、経済的なものも、物理的なものも共有していて、その中での線引きは、曖昧さが残ってしまうのはもう当然のことだと思います。

 

だから、そこはいい。

 

曖昧さが残って全然いいんです。

 

ああしなくちゃいけない、こうしなくちゃいけないと、曖昧さを一切排除しようとする時、苦しさがどっと湧いてくるのかなと思います。

 

グレーを受け入れること、曖昧さを受け入れることは、私はもっと練習したいと思います。