他人からの承認

私は他人からの承認を強く望んでいる傾向があるなと思います。そして、他人からの承認を強く望んでいるというのは、同時に、他人からの拒絶をひどく恐れているということを意味しているなと気づきました。

アルコール依存症の夫と過ごす中で、自分の中に非常に共依存的な部分があると気づき、その部分を直していきたいと日々取り組んでいます。

アルコール依存症の夫と過ごした日々は、もちろん、今も現在進行形ですが、本当に自分と向き合うというか、向き合わざるを得ないことに直面することが多々あります。

自分と向き合うのは、時に、苦しく、全てを投げ出して、逃げ出してしまいたいくらいの気持ちになることもありますが、多くの場合、私自身がより生きやすく、より自分を好きになる生き方に導かれるための知恵や気づきを与えてくれるものです。

先ほど、私にとって、他人からの承認を強く望んでいるというのは、私の特徴の一つであって、もちろん、「誰だってそうだよ。否定されるより、承認される方がいいに決まっているじゃん！」と流すこともできるのですが、もう一歩先を考えた時に、その裏には、他人からの拒絶をひどく恐れて、びびって、臆病になって、縮こまっている自分がいるなと気づきました。

このような特性は、時に、職場で、絶対に賛成されるという状況でしか自分の意見を言えなかったり、自分の意見が他と違っても、否定されることを恐れて、それを飲み込んだり、正直になれない自分につながっているなと思いました。

また家庭では、関係性が強いからこそ、拒絶されたと感じると、その反動も大きく、愛されていないと感じたり、受け入れられていないと感じたり、その感情は時に怒りや憎しみにすら変わってしまい、自分を傷つけてしまうものであるなと思いました。

また、他人から拒絶することをひどく恐れる自分でいることは、同時に、自分もなかなか他人のことを拒絶できない自分になっているということにも気づきました。それは、境界線を曖昧にしたり、ノーと言えなかったり、また、どこか無理をして我慢をしてしまう関係性を持ってしまったり、人の顔色を態度を様子を常に伺うような自分になってしまったりすることにつながると思いました。

私はもっと自立していきたいなと思います。それは、他人がどう私を承認しようが、他人がどう私を拒絶しようが、私が私であることをブラさずに、しっかり立って生きたいという思いです。