感情を麻痺させて自己防衛してきた日々
アルコール依存症の夫が、アルコールを飲んで、感情を麻痺させるように、
私の場合は、
「期待しない☟」「希望を持たない☟」
ことで、感じない努力をいつの間にか持っていました。
行き場を失った感情は、ある日突然、爆発し、結果的には、感情のジェットコースターに巻き込まれることもしばしばありました。
そして、ジェットコースターは疲れると知った後は、不快感情を、すぐさま打ち消す方法もいつの間にか習得していました。
それは、
嫌だな〜
と思った瞬間に、一気に自己防衛に走るんです。
傷つけられそうだなと察したら、一気に傷つけるんです。
そうやって、自分の感情と向き合わないことをずっと続けてきたなと思います。
だから・・・
感情と向き合うのには勇気が入ります。
でも、今は勇気を発動しています。
イライラしている時、葛藤している時、悩んでいる時、
ふと立ち止まって、
「一体自分は何を望んでいるんだろう?」
と考えるようにしています。
そうすると、大抵の場合は、欲しいのが、
「安心感」
だったりします。
色々不安なんですね。
で、その不安はどこからくるのかと言ったら、人との比較だったりします。
比較すると、自分が劣っているように見えて、不安になりやすいところが私にはあるんです。
人と比較すればするほど、できてないところに目がいく自分がいるんです。
私の場合、人と比較すればするほど、
「安心感」
という、とてつもなく尊い価値を犠牲にしてしまう可能性があるので、
それなら、そんな比較はやめて、自分に留まろうとしています。
そんなことができるようになったのも、つい最近です。
今はアルコール依存症の夫と結婚した自分がよくわかる気がします。
なぜなら、自分も、依存対象はアルコールではないとはいえ、
似たような存在だったからです。
似たもの同士がくっつくのかなと思います。
それでいいんです。
私にとって、夫は私自身を映し出す鏡にもなってくれました。
夫を通して、自分をよく見ることができました。
だから、すっごく感謝しています。
今は、たくさん傷つけて、ごめんね、これから仲良くしていこうねという気持ちです。
いっぱい失敗しました。
それでいいんです。
少しずつ、緩やかだけど、ゆっくり心を成長させていきます。