アルコール依存症:Noutiブログ

脱アルコール依存症の病気:のうてぃ思考のNoutiブログ

今日1日だけ、依存症者の領域に踏み込まないこと!元アルコール依存妻のうてぃが、依存から自立へライフチェンジを目指す日々。自立して生きることを始めよう。Think Simple。

ゆっくり回復を見守ります

長い間、アルコール漬けの生活をしていた人が、いきなりアルコール断ちをしても、神経が色々とやられているそうで、回復まで年単位で時間がかかるそうです。

 

断酒から3年以上とかよく言われています。

 

うちの夫の場合は、継続断酒から間もなく1年という段階なので、まだまだ回復途上です。

 

最初の頃は、私は、断酒=元に戻ったみたいな感覚を持ってしまい、一気に色々なこと要求をしたりして、沢山失敗しましたけれど、今はだいぶ、回復中の自分であると同時に、回復中の夫を客観視できるようになったかなと思います。

 

この1年を振り返っても、夫はかなり変わりました。緩やかではあるし、もちろん、アップダウンもあるけれど、確かに回復に向かって進んでいるなということを日々近くで見ることができ、感謝しています。

 

日常の変化で言えば、食事です。

 

飲んでいた頃の夫は、とにかく食事にうるさかった。色々ケチをつけるんですね。一生懸命とまでは言わないけれど、それなりに良かれと思って作った食事にかなりの文句を言われるのは、そりゃあ、嫌だったですよ。

 

今でも覚えているのは、以前、無印良品のナンの素と、グリーンカレーを買って、手で捏ねて、ナンを作ったのに、

 

「こんなのナンじゃねーーーー!なんだこの食事!!!」

 

みたいな悪態をつかれたこともありましたから。

 

そんなことを思うと、毎日毎日、私の手抜きだろうが、力作だろうが、変なところに力が入って、訳のわからない食べ物ができようが、どんなものでも、お皿を綺麗に、なめるように、全部食べる・・・

 

これだけでもすごいことだなと思いますし、とっても感謝なんです。

 

まだまだ、もう少しこれやってくれるといいのになと思うようなことも確かにあります。でも、いきなり長距離走れと言わず、少しずつ夫のペースで回復していくのを気長に待つ方が、最終的に近道のような気もします。それに、多分というか確実に、夫も、私に対して、もう少しこれやってくれるといいのになと思うこと、飲み込んでいることあると思います。

 

人のことは人のこと。

人がああなってほしい、こうなってほしいは、私のやることではないので、今日も自分のことに集中していきたいと思います。