治せると思っていたアルコール依存症に対して、助けを求めた
アルコール依存症という病、
この病はとても大きな病で、
「助け」が必要な病なのですが、私は随分と長い間、「助け」を拒んできたなと思います。
なぜか拒んできたかというと、それは私の中に勝手に見い出してしまった、
「全能性」
なんですね。
なぜか力があると思ってしまったんです。この病を、克服できる。
この家族の問題を何とかなかったものにできる。
その力が、この私にはある!!!!
という、そんな勘違いをしてしまった訳です。
他人の病に対しても、まるで神のように、自分にはできる、自分には力があると、
思ってしまった訳です。
その結果、どうなったかというと、まあ、自分も随分とこの病に翻弄され、
影響されました。
ブログで書き続けてきた、どろどろの世界は、私がこの勘違いの力を信じ続けたためでした。
「助け」を求めることには、とてつもなく勇気が入りました。
というのも、まるで、自分の中にある全能性を否定するかのような感じがしたからです。
でも、実際は、否定も何も、そもそもそんなもの、最初から持っていませんでした。
アルコール依存症は、医者でも治せません。
誰も治せません。
みんな「助け」はしてくれるけれど、結局は、本人次第です。
そういう病気ですね。
助けを求めたら、すごい怖いことが起きるのかと思っていましたが、
全然そうではありませんでした。
「助け」を求めたら、みんなが助けてくれました。
何も恐ろしくなかったです。
夫も、自分がアルコール依存症だと告白するのは、とても勇気が必要だったと思います。
でも、それによって、どれほど彼自身も平安を勝ち取ってきたかと思うと、本当に、「助け」を求めて良かったと思います。