アルコール依存症が恐れていること
アルコール依存症が、断酒するに当たって、恐れていること。
一、不眠
アルコールによって、寝れる。
って言うサイクルをずっとずっと繰り返してきたから、アルコール無しだと、マジで寝れないんですね。
寝るって、トイレに行くとか、ご飯を食べるとか・・・
生きるのに必須
のこと。だから、断酒に対してなかなか踏み切れないのも、生きるのに必須なことに触れるから。
なんで断酒しないの〜?ってもし思う時に、
ご飯食べられなくなるとか、トイレ行けなくなる
とかと同じようなことが断酒することによって起きるんだ〜って思い出す。そうすると、断酒に対して、なかなか踏み切れず、躊躇しちゃう気持ちが少しわかる気がします。
一、キチガイになること
アルコールにすっかり慣れた身体だから、アルコールが抜けると、様々なことが起きます。人は、それを離脱症状の一つで片付けてしまうけれど、彼らにとっては、まさに、
地獄。
よくあるのが、多汗。汗ビッショリになったと思いきや、いきなりブルブル寒気がしたり・・・。体温調整が壊れ始めます。
これも、かなり彼らにとっては、死活問題。
温度調整ができない!もはや哺乳類じゃ無くなっちゃう瞬間だから。
そして、下痢。食べたら吐くし、吐いたら、また吐くし。
これも死活問題。彼らにとっては。
本当、食べられないので。
そして、そして、悪夢。
枕が蛇に見えてきたり、部屋が刑務所に見えてきたり、隣に寝ている妻が悪魔に見えてきたり・・・。
もう、お化け屋敷状態です。
ってなことが色々あるので、断酒しなよ〜って軽々しい話じゃないんですね。
だから、アルコール依存症で断酒出来ている人って、
超すごい!
人です。