過去の写真を見ながら過去を肯定する
携帯の中に入っている写真が、あまりにも膨大で、毎日暇な時に、チェックして、削除するのを続けています。
そうすると、昔の夫の写真を見るのですが、今改めて、まじまじと見ると、
「辛そうだな。」
と感じます。
写真なので笑顔であっても、その奥底にある悲壮感が、なんとなく、顔の表情から伝わってきます。
と同時に、私も、すごく荒々しくて、大変だった日々を思い出します。
そして、よく生きてきたな・・・と思うわけです。
色々あったけれど、私は本当に、「よくここまで生きてきた」と、自分を誇りに思うというか、労わる気持ちがあります。
そうやって、自己肯定をしています。
そうやって、夫を肯定をしています。
過去を肯定することができる時に、なんだか未来に対しても、そして今に対しても、肯定できるような気がするんです。
アルコール依存症という病気は本当に恐ろしい病気です。でも、その感覚も正直、忘れつつあります。
気の遠くなるような地獄のような日々が、過去につなりつつある今、私が以前書いていたような生々しい、血飛沫のあるような記事はもう書けないけれど、でも、それを経た自分だからこそ書けることを、ここで、書いていきたいなと思います。