依存体質をやめていく:自分の感情をちゃんと自分で処理する始め方
依存体質は、ここでは、「自分で、自分を幸せにできない」ということを意味しています。なので、決していいものではありません。私はすごく依存体質が強い人間でした。そして、自分には依存体質が強い人間だなっていうことは、夫がアルコール依存症になったことによって、明らかになりました。
自分が悲しみを感じたり、イライラしてる時に、この私の悲しみとかイライラを癒して!っていうのを、人に求めてしまうところがあるんです。
これが依存体質です。
例えば、夫の調子が良かったら、私は少しイライラしなく済むとか。
夫が幸せそうでいてくれたら、私もなんとなく幸せになれるとか。
自分が内側から幸せを感じたりとか、イライラをするのをやめようとする力がないから、とにかく他人に引っ張ってもらうんです。
こうやって言葉にすると、随分とやばい自分でした。
依存体質があると、他人に頼ります。
自分で自分のことを満足するということができないんですね。
単に自己満足とは違います。
自分の感情の処理も自分でうまくできていなかったんだなっていうのを、依存症の病気を通してした時は、結構愕然としました。
人に認めてもらえないと、自分を認めることができない。
そういう体質も随分と長く持っていたと思います。
あ~やばいやばい。
書けば書くほど、やばい体質です。
依存体質っていうものを持っていると、毎日がすごく不安定です。
だから私はこの依存体質を手放すことを取り組み始めました。
では、手放し方です。
1.自分の感情を把握する
依存体質を手放すためには、自分が幸せだとか、自分が悲しいとか、イライラしてるとか、そういう気持ちをちゃんとはっきり把握することです。
把握です。把握だけなので、ここでは処理しません。
自分が何を感じているのかわからないというのが、依存体質まっしぐらです。
いい感情とか悪い感情とかないです。ただの把握です。
冷蔵庫に残り物があるな~ってくらいの把握です。
あ、私イライラしてるんだな。私悲しんだな。
それを、他の誰かによって変えてもらおうとするんじゃなくて。
私は今イライラしてる。私は悲しい。っていうのを他でもない。自分がちゃんと受け止めてあげること。
これを繰り返していくことです。地道にです。
2.「で、どうしたいの?」って聞く
感情を把握したら、「で、どうしたいの?」って聞いてください。1の把握に時間がかかるので、2は数日後でもいいです。いっぱいイライラしたい人は、1週間後でもいいです。
把握できていないのに、2をやると、依存体質まっしぐらです。
多分、質問が誰かに「で、どうしたらいい?」と聞く羽目になってしまいます。
で、実際に聞かなくても、態度で全部現れ始めます。
3.1と2を否定することなく繰り返す
「で、どうしたいの?」ってちゃんと自分の言葉で考えられたら、それを把握します。
また、1ですね。
否定しないんです。あ、そういうことを考えているんだ。そうしたいと思っているんだなって。
否定しないんです。
否定しないと、暴走しません。
暴走する理由がないからです。
結局、イライラしている時に、他人に突っかかるのって、
「この私のイライラ、あんたどうにかしてよ!」って言っているんですね。
でも、ちゃんと自分が把握して、自分がどうしたいか明確にして、そして、自分がどうしたいかも否定せずに受け止めると、静かになってきます。
この1から3の繰り返しです。地道にです。
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こんなこと繰り返していると、家族であっても、距離を持って、第三者として、一人の他人として扱うということがだんだんできるようになってきます。
家族だからまるで自分の物みたいに依存して、自分のために利用するのをやめること。
家族だから何でも言っていいと思って、自分の頭の中でも整理できていないぐちゃぐちゃのことをそのまま吐き出すこと、やめます。
何でも言っていいと思っていること自体も、すごく依存体質です。自分が吐き出すことで、「何とか家族よ、整理してくれ」と言ってるようなものです。
こういう私の依存癖っていうのは、夫の依存症の回復を邪魔していました。
ただでさえ、アルコールに取り憑かれているのに。
他の人の感情の処理までやってる余裕なんて当然ありません。
それにそもそもやらなくていいことです。
また、私の依存体質は、そして自分自身が幸せになることも邪魔していました。
依存の反対は自立です。
自立っていいことです。自由がありますから!
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