共依存状態の自分
共依存状態になっている時って、大抵勇気ないです。
何の勇気がないかというと、ぶち壊す勇気。
何をぶち壊すからというと現実をぶち壊す。
どんな現実かというと、アルコール依存症の家族を前に、悲しみ、叫び、苦しみ、怒っている自分。
そういう自分をぶち壊す勇気。
これがないんです。
たとえば、現実は、雨漏れがして、今にも大黒柱が倒れそうで、シロアリが大量発生しているのに、このままじゃ崩れてしまいそうな状態なのに、家をぶち壊す勇気がないんです。
依存状態って、寄りかかってるんですね。自分の足だけで立つことを避けています。恐れているんです。
共依存は、お互いが、片足状態です。
お互いが寄りかかっているんです。
お互いが、お互いを必要としているんです。
つまり、お互いが"片足状態”じゃないと、ダメなようにしているんです。
一人でも自立したら、依存できなくなるから。
アルコール依存症の人が、本当に飲酒をやめたら、怒るネタがなくなります。(家族にとって。)
アルコール依存症の家族の人が、本当にアルコール依存症の本人を責めるのをやめたら、怒るネタがなくなります。(アルコール依存症者にとって。)
どっちもどっちなんです。
どっちもお互いを必要としている状態。
それが、共依存。
Noutiは、実は、「怒れる相手がいてよかったね!」の状態になっていました。
つまり、怒る必要があるから怒っているんじゃなくて、結局、怒りたくて怒っていたんです。自分の不満や恨みつらみを、全部アルコール依存症の本人に当てていただけだったんです。
実は自分の内面で、自分にめちゃくちゃキレていたんです。
アルコール依存症者も同じ。
家族に当たっていただけなんです。
そして、アルコール依存症者も、もちろん、自分自身にめちゃくちゃキレていたんです。(アルコール依存症本人の方が、多分、家族より自分に対するキレぐあいめちゃくちゃ大きいと思います。)
だから、どっちもどっち。
同じことしていたんですね。
気づいた方から、二本足で歩き始めるんです。依存して、寄りかかって、片足の状態から、自立に向かって、歩き始める・・・その時から次第に、依存は離れていきます。
依存やめましょう。
そして、ぶち壊す勇気発動させましょう。
共依存状態の自分をぶち壊す勇気です。